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テーマ:中国&台湾(3292)
カテゴリ:アンソロポロジー
しかしちょっと検索してみると、「変わる中国ビジネス環境」、「SARSで変わる、中国インターネット事情」、「中国特需----脅威から救世主へと変わる中国」、「五輪で中国はどう変わるのか」などといった情報が盛んに飛び交っており、「変わる中国 変わるメディア」というセンセーショナルなタイトルのこの本についても、これらのあふれる情報の不安定な文脈の中でのワンフレーズとして冷静に受け取っておきたい。 ただ、中国共産党の強圧的な姿勢や偏向報道などは、具体的な個別事例については知らないことばかりだが、まぁ、ありえることだろうと、推定の範囲内に収まっているのではないだろうか。中国製ギョウザ事件にしても、あれだけ中国国内に原因はないとしておいて、簡単に翻す。まぁ、ありえることだ。 このありえることだ、という感覚は、別に中国共産党だけについてだけ言えるものではない。常に権力者たちはこのような姿勢を持って民衆に対峙してきた。9.11直後のアメリカだって、コイズミ旋風をバックにした日本からの自衛隊派遣だって、白を黒とまで言いかえたとしても、権力者たちはその権力を強権的に押し通してきた。 しかしまぁ、だからと言ってマスメディアが全部だめなこともなく、中国だけを許していいわけでもない。このような書が著わされ、世に流通するなら、ひととおり目を通しておくことは、全体的な風通してをよくするためにも、必要なことだと思う。具体的な中国についての情報は、いますぐに必要となることはないし、個別的な反論すべき個所も見つけることはできない。だが、これらの情報に触れる時は、私は常にステレオ効果を狙って、複数の表現、場合によっては、反対に位置する異論もきっちりおさえておかれるべきだろう。 真ん中に位置する「中国」は、西の蔵である「西蔵チベット」を支配下において、東の蔵と見立てた日本を中国の「東蔵」として支配権を拡大してくるかもしれない。その可能性はゼロではない。そのような可能性を踏まえながらも、いずれにしても日本の10倍の人口が住んでいる中国という国家が、隣にあることは忘れることはできない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.22 16:06:04
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