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カテゴリ:環境心理学
正木晃は、「さらに深くチベットの歴史を知るための読書案内」の「ブータン仏教をよく知るために」では3冊の本を挙げているが、その3冊とも、この今枝由郎の著書であった。今枝については、これまで「四半世紀以上フランスでチベット研究に従事」していた、という程度の認識しかなかったが、実は、すでにブータンに10年以上も長きにわたって滞在し、唯一のブータン国立図書館の顧問として強い指導力を発揮してきた、れっきとしたブータンの専門家だったのだ。しかも、こうしてみると、ことブータンに関しては今枝以上に詳しく語れる日本人は現存しないようである。 もっともブータンはそれほど地理的に過酷な地域ではないが、決して外部に積極的に開いた国でもなかった。そこに育まれたチベット密教文化と人々の暮らしは、幸せにみちたものだ。国民の97%が、自分は幸せだ、と感じる、「国民総幸福」大国である。本を読んでいる限り、まるで、映画「失はれた地平線」をそのまま現実にしたような国なのか、とさえ思う。 「まぁお聞き。そば畑から切り株を抜いたら、トルコ石が出てきたのさ。それが馬になり、馬が牛になり、牛が羊になり、羊が雄鶏になったのさ。ところでお前さん、お前さんの歌をこの雄鶏と交換する気はないかい」 ヒューマニズムとは、堂々たる体系をもった哲学理論でもなく、〇〇主義と称される思想でもなく、洋の東西も、時の古今も問わず、あたしたちがなにをする時でも、なにを考える時でも、かならずわたしたちに備わっていたほうが望ましい、ごく平凡な人間らしい心がまえである。p168 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.11 16:45:23
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