地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

Keyword Search

▼キーワード検索

Recent Posts

Calendar

Free Space

2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2008.09.06
XML
カテゴリ:環境心理学

初読より続く

「増補 チベット密教」 <再読>
ツルティム・ケサン /正木晃 2008/05 筑摩書房 文庫 261p 初刊2000/01
Vol.2 No.287
 

 初読時に「わがブログの新書本マンダラ百冊以上の中にあって、まさに異色な光を周囲にまき散らしながらも、なお中心にも位置しようか、というのがこの本である」とメモしておいたが、今回の二読目においても、その思いはますます募るばかりだ。初読時はまだ100冊ほどしか読んでいなかったが、今回はすでに、1300冊以上に目を通した段階での感想である。

 この本が、初刊は新書本であったが、今回はより定番化して、「チベット密教のマンダラ世界」が増補され、文庫本となっている。前回手当たりしだい読んだ中の本であったが、今回は、狙いを定めての一冊である。「裸形のチベット」といい、本書といい、FreeTibetムーブメントの最中にあって、まさに時期を得た出版であると感じる。

 今回読んでみて、とくに思ったのは、まだ全部読み切っているわけではないが、 「さらに深くチベットの歴史を知るための読書案内」を読みすすめていたがゆえに、より理解が深まった、ということ。ツォンカパなどについても詳細に記述してあるので、非常に助かった。この本を手掛かりに、ツォンカパを読みなおす機会がくるかもしれない。稀少本と思われるツォンカパの一連の本も、そのありかがすこしづつ分かってきた。

 ツォンカパの中心に位置するのは、「 吉祥秘密集会成就法清浄瑜伽次第」。初読時にはあまりに圧倒されたので、その時のエントリーのタイトルにしておいた。ところがこの本、なかなか手に入らない。まったく不可能ということではないが、わが蔵書にないのは勿論のこと、最寄の図書館にも、地域の図書館ネットワークでも、近くの私大の図書館にも、国立大の図書館にもない。

 全国の大学ネットワークのなかではなんとか見つけることができるが、私が閲覧する方法は今のところない。ネットオークションも幸運がめぐってくれば入手可能かもしれないが、最初の値段より数倍高いものになっているようだ。まぁ、このような本は、ふさわしい時にふさわしい出会いがあるであろう。

 この本の巻末には「より深く『チベット密教』を知るための読書案内」がついている。上の、「より深く『チベットの歴史』を知るための読書案内」とかなりの部分がだぶっているが、「密教とは何か? を知るために」の部分や「マンダラをさらに深く知るために」の部分が強力に増補されている。

<3>につづく

 







Last updated  2008.10.21 11:59:52
コメント(0) | コメントを書く


PR

Freepage List

Profile

Bhavesh

Bhavesh

Archives

2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07
2023.06
2023.05
2023.04
2023.03

Category

Comments

BHavesh@ Re[1]:アガルタの凱旋(12/15) subaru2012さんへ ああ、久しぶりにこの…
subaru2012@ Re:アガルタの凱旋(12/15) Miles Davis / Agharta 1 <small> <a hre…
Bhavesh@ Re:禅と戦争 禅仏教は戦争に協力したか(11/16) 現在、日曜早朝座禅会に参加している禅寺…
Bhavesh@ Re:セックスから超意識へ<1>(11/13) Oshoの記念碑的1968年のレクチャー。当時…
把不住y@ Re:編集雑記(07/25) 新ブログはここです。 <small> <a href="…
Bhavesh@ Re:グルジェフ・ワーク 生涯と思想(01/12) 武邑光裕、の名前を検索していて我が読書…
abhi@ Re:編集雑記(07/25) お疲れ様。 新ブログ立ち上げたら教えてく…
Bhavesh@ Re:極秘捜査 警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」(03/03) 私は、最近になって 、そう2015年頃になっ…
Bhavesh@ Re:オウムからの帰還(03/01) この記事は我ながら、切れ味が悪い。大嫌…

© Rakuten Group, Inc.