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カテゴリ:スピノザ
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偶然だが、当ブログにおける「環境心理学」と「スピノザ」の両カテゴリがちょうど75エントリーで並んだ。「環境心理学」はもともと、1991年の国際シンポジウムの後追いをしようと始まったものであるが、途中で減速し、途中から108に達してしまった「アンソロポロジー」カテゴリの後継エントリーの受け入れ先に変貌してしまった。 かたや「スピノザ」はもともとスピノザの「エティカ」一冊をまるまんま読んでみようという試みであったが、スタート時点で頓挫し、その後は、西洋哲学やより抽象性の高い分野のエントリーのほおり込みBOXと化してしまっている。 現在、当ブログは、チベット関連本の読み込みの途中であるが、チベット本にも様々な色合いがあり、FreeTibetの標語とともにより外向きのエネルギーと、「密教」をキーワードとするより内向きの志向がある。ここからは、これらのチベット本をより外向きのものは「環境心理学」に振り分け、チベット本でもさらに内向きのエネルギーをもつ本は「スピノザ」カテゴリに振り分けていこうと思う。 さて、この本、1994年発行の本だが、なかなか人気のある本らしく、ごくごく最近にも新しく文庫本化されている。一問一答式でダライ・ラマが話したものがアンソロジー的に簡潔にまとめられている。各章にある取材者の<解説>めいたところが(取材者は否定)、やや余計な感じもするが、当時からのダライ・ラマのスタイルが一貫していることがこの本でもよくわかる。 われわれチベット人の社会は、数千もの転生ラマを有している。こうした転生ラマたちの場合、輪廻転生が常に健全な形で起こっているとはいいがたい。ときとして、転生ラマの輪廻転生が偶然に、いわゆるカルマの必然を伴わないで、起こってしまうことがある。その輪廻が本物か否かを問わず、一人の転生ラマ、チベット語でトゥルクだが、そのトゥルクが死ぬと、人々は生まれ変わりを欲することになる。それが、このような不必要な転生を実現してしまう。p95 歴史の流れは逆流はできないものの、「あのまま」チベット社会が存続していたとしても、その社会自体が抱えていた問題も、さまざまな形で噴出していたということができる。 来世を生きるために自己を鍛えるには、かならずしも師が不可欠なわけではない。むしろ、初期の段階においては、あえて師なしで取り組むことを勧めたい。 私自身、ダライ・ラマ個人として、私自身の未来には何ら関心はない。ダライ・ラマという制度にも関心はない。ダライ・ラマという制度になんらかの有用性を認めてきただけのことである。だからこそ、この制度は生き残ってきた。 1993年3月、インド、シッキムのルンテク寺院に座する活仏、カルマ・パの即位式が行われた。と言うより、行われるはずであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.02 05:56:49
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