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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2008.10.29
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カテゴリ:mandala-integral

 

 

「曼荼羅イコノロジー」
田中公明 1987/08 平河出版社 単行本 315p
Vol.2 No.357 ★★★★☆

 

 

 

 

 田中公明の著書は、当ブログにおいてだんだん多くなってきたが、この本は、1987年発行だから、55年生まれの著者32歳の時の作品ということになり、かなり初期的な本ということになるだろう。87年という時代を背景にしながら、なかなか初々しい雰囲気がある。

 この本平河出版からでているが、親元・阿含宗も、そういえば、桐山密教、という歌い込みだった。先日からちょっと気になっているのだが、この桐山密教というやつは、はて、日本やチベットの密教と比較した場合、どのような位置づけになるのだろう。いままで密教というものにまったく関心を持ってこなかったので、よくわからないが、日本の20世紀後半のスピリチュアリティを考える場合、いつかは桐山密教を再点検する必要がでてくるだろう。

 さて、この本においても、そもそもの仏教について、そしてインド、チベット、中国、日本へと伝わることによっての変質、さらには、上座部仏教、大乗仏教、顕教、密教、についてのひととおりの解説が展開される。そして、マンダラやタントラについての、俯瞰的な解説が続くのだが、もともとの「土台」ができていないせいか、どこかで読んだことがあるはずだ、という文脈がどんどん流れていくが、こちらの頭の中にはなかなか残ってくれない。なにがどう大事なのか、という理解よりも、直観的に、自分にとって気になる部分をあらためて確認する、という読み方にならざるを得なかった。

 「チベット<歴史>深読みリスト」を中心に何十冊かめくってきたが、ことチベット密教理解には、絶対的にこのマンダラ理解が必要だ、ということを痛感した。「マンダラ深読みリスト」を合わせて同時に読まないと、チベット密教はわからない。とくに、日本密教の大勢を占める大日経を中心とした胎蔵マンダラではなく、チベット密教に残る阿しゅく如来を中心に据えた金剛界マンダラや、秘密集会タントラを理解するには、具体的にマンダラを常に想念しながら理解していかないと、なにごとが進行しているのか、まったくわからなくなる。

 なにはともあれ、田中公明という人の登場、そしてマンダラの新しい視点からの理解、という意味で、この本は記念碑的な一冊と言ってもいいのかもしれない。







Last updated  2008.10.30 02:07:35
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