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2009年4月1日

地球人スピリット
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2008.11.27
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カテゴリ:agarta-david


「サンヴァラ系密教の諸相」 行者・聖地・身体・時間・死生
杉木恒彦 2007/06 東信堂 単行本 402p, 
 Aspects of Esoteric Buddhism Practitioner, Holy site, Body, Time, and Death and Life
Vol.2 No.433 

 知られざる一大密教伝統に関する初の包括的研究
 サンヴァラは、9世紀以降仏教界に展開した後期密教の巨大な宗教伝統であり、インドでの仏教滅亡以後も、チベットやネパールの仏教の重要な構成要素として現在も生き続けている。本書は、その重要性とは裏腹に、これまで本格的研究に乏しかったサンヴァラ系密教に関する初の包括的研究であり、数々のサンスクリット語写本等を通じ、この一第密教体系の重要な諸側面を、同時代のインド・ネパールのサンスクリット文化の中に位置づけながら紹介・論考した労作である。
本書表紙横帯

 使い慣れない言葉でいえば、当ブログにおけるサンヴァラ・タントラ群は、マナ識に属する記憶である。13世紀初頭のチベット高原に、Agarta-Davidが存在したとすれば、間違いなくサンヴァラ・タントラと遭遇していた。遭遇というより、その只中にあった。その守護尊ヘールカと同化しようしていただろうし、またヘールカ尊は若きヨギーをがっちり守護していたはずである。当時のマスターはどのような教えを説いていたか、全体像は見えないが、若きヨギーはサンヴァラを通して、マスターを見、宇宙を見ていたのは間違いない。

 「母タントラ」と呼ばれることの多いこの伝統は、そこに属する聖典自身の声に忠実であるならば、「ヨーギニータントラ」と呼ばれなければならない。大部分の聖典が自身を「ヨーギニータントラ」と規定しているからである。したがって、より正確に言えば、サンヴァラとは、このヨーギニータントラの伝統の中の一つの伝統である。
 このように見ると、サンヴァラとは密教の小さな1つの伝統であるように見えるが、聖典と儀軌の数から判断すれば、この伝統の規模は他の密教伝統と比較して著しく大きい。サンヴァラという伝統には多数の中心があり、重要な聖典だけでも10程度存在する。
pii

 勉強熱心なツォンカパは、もちろんサンヴァラ・タントラ群も学び、その体系に入れてはいるが、重きを置いたのはむしろ「父タントラ群」だった。もし、彼の体系に、どこか窮屈な思いがして、いまいちアイディンティファイできないのは、どうやらこの辺にその理由がありそうだ。

 サンヴァラ
 原義は「覆うこと」であるが、後期密教において「シャンバラ」と同義、すなわち「至福」という意味でしばしば用いられる。大きく以下の3つの事柄を指す。(1)荼枳尼と勇者が一体となった真理の至福体験。(2)後期密教最後期の伝統のひとつであり「チャクラサンヴァラ・タントラ」をはじめ、規範の位置をもつ多くの聖典を有する。(3)サンヴァラの伝統の最高尊。ヘールカ、チャクラサンヴァラ、ヴァジュラダーカ、ダーカールナヴァといった別名・変化形をもつ。
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 母タントラの次に登場した双入タントラである「カーラチャクラ・タントラ」のシャンバラと、このサンヴァラとはなにかのつながりがあるだろうとは予測していたけれど、ほぼ同義であったということには、いささか驚いた。

 サンヴァラ・タントラについては、「反密教学」の津田真一が、ほぼ唯一の俯瞰的な視野を持った世界的権威であるという。再読を要す。







Last updated  2008.11.27 20:26:02
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