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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2009.01.09
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カテゴリ:osho@spiritual.earth

<27>よりつづく

「私が愛した本」 <28> OSHO

 僧燦(そうさん)

 さて、私の仕事が始まる・・・・、何というジョークだ! あらゆるジョークの中のジョークとは、中国の賢者僧燦(そうさん)が、私の意識の扉をノックしていたということだ。こういう神秘家というのはあんまりだ。彼らがいつ人の扉を叩き始めるか、こちらには決して分からない。ガールフレンドと愛を交わしている最中だって、僧燦(そうさん)はやって来てノックし始める。彼らはいつでも、どんな時にもやって来る。エチケットなどまるで信じていない。しかも彼は、私に何と言っていたと思う? 「なぜ、私の本を入れなかったのかね?」と言っていたのだ。

 何とまた、まさにその通りだ! 私が彼の本をリストに入れなかったのは、まったく単純な理由で、彼の本がすべてを含んでいるからだ。彼の本を入れれば、もう他には何もいらない。そうなれば他にはどんな本も必要ない。僧燦(そうさん)だけで十分だ。彼の本は「信心銘(シンシンミン)」と呼ばれる。信(シン)は、英語の「罪(シン)」のようにではなく、h-s-i-nと書かれなければならない・・・・これで中国語がわかったわけだ! 何という罪の犯し方か! 信(シン)とは・・・・、「信心銘(シンシンミン)」。

 オーケー、僧燦(そうさん)、あなたの本も入れた。これが今日の私の最初の本になる。申し訳ない。これは私の最初の最初の本になるべきだった。しかし私はもう20冊もの本について話してしまった。がそんなことは問題ではない。私が言ってあろうとなかろうと、「信心銘」こそ一番先だ。第1番だ。

 「1番目」、デヴァギート、大文字で書きなさい。

 「信心銘」は実に小さな本だ。だから、いつか自分よりあとにグルジェフが「森羅万象」という本を書くと知っていたら、僧燦(そうさん)は笑っただろう。そのタイトルこそ彼自身の本に属するものだからだ。しかもグルジェフは1000ページも書かねばならなかったが、それでも僧燦(そうさん)のわずかな言葉の方がはるかに人を貫き、はるかに意義深い。それは直接人のハートに届く。

 私にはあの音さえ聞こえる。僧燦(そうさん)の言葉がお前たちのハートに届く音ではなく、ねずみか悪魔が仕事をしている音だ。彼には彼の仕事をさせておこう。

 僧燦(そうさん)の本はほんとうに小さい。ちょうど「イーシア・ウパニシャッド」くらいなのだが、それよりもはるかに意義深い。こう言うとき、私の胸は痛む。というのも、私としては「イーシア」が究極の本であってほしいからだ。しかし私にどうしようがある? 僧燦(そうさん)がそれを打ち負かしてしまった。「イーシア」が打ち負かされたことで、そしてまた僧燦(そうさん)が勝利を得たことで、私の両目に涙が溢れる。

 その本は実に小さい。掌に書くことができるほどだ。だがもし書いてみようとするのなら、どうか覚えておいてほしい・・・・左手に書きなさい。右手に書いてはいけない。それでは冒涜になってしまう。「右(ライト)は正しく(ライト)、左は間違っている」と人は言う。私は、左は正しく、右は間違っていると言う。左こそ、人の中の美しいものすべてを代表しているからだ。だから僧燦(そうさん)は左からしか入ることができない。私には分かっている。私は何千というハートの左から、左側から、女性の面を通って、<陰>の側から入って行ったからだ。私が言うのは中国の<陰>だ。私はこれまで、<陽>の側から人に入れたことがない。言葉そのものが誰をも妨げてしまう。<陽>は「近づくな!」と言っているようなものだ。それは、「止まれ。ここに入るな。離れろ! 猛犬注意!」と言っている。

 右はそんな具合だ。右は意識の間違った側に属している。役に立つが、召使としてにすぎない。それは決して主人になるべきではない。だからもし、僧燦(そうさん)の「信心銘」を書くのなら、自分の左の掌に書きなさい。

 これは実にすばらしい本だ。ひとつひとつの言葉が金言だ。削除しうるような言葉は、たったの一語も思いつかない。それは真実を語るために、まさに必要な、必須の言葉だ。僧燦(そうさん)は、途方もなく論理的な人間だったにちがいない。少なくとも、「信心銘」を書いている間は。

 私はこの本について、話したことがある。そして、あれ以上に話すことを愛したことはない。私の講話の最高の瞬間は、僧燦(そうさん)について話しているときだった。話すことと、沈黙がともにあった・・・、話していながら、しかも話していない。なぜなら、僧燦(そうさん)は話さないことでしか説明されえないからだ。彼は言葉の人ではなかった、沈黙の人だった。彼はまさに最小限を語った。許してくれ、僧燦(そうさん)。私はあなたを忘れた。あなたのおかげで、扉を叩いて私の午睡を妨げるような2、3の本を思い出した。だからそれについても触れた方がいいだろう。

 1番目は僧燦(そうさん)の「信心銘」だ。  OSHO  p26

<29>につづく






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Last updated  2009.07.08 09:04:59
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