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2009年4月1日

地球人スピリット
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2009.03.08
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カテゴリ:バック・ヤード

カウントダウン! <第1期>最後の3冊・目

戦うコンピュータ.jpg
「戦うコンピュータ」 ― 軍事分野で進行中のIT革命とRMA
井上 孝司  2005/09  毎日コミュニケーションズ 単行本 327p
Vol.2 No.541 ★★★★☆ ★★★★★ ★☆☆☆☆

 この手の本はひょっとするともっとあるのではないだろうか。先日もみかけたような気がするが、ほとんど興味を持つことがなかった。でも今日はなぜかこの本に目がとまった。なぜだろう。当ブログ最後の三冊の一冊にふさわしい本なのだろうか。いや、ここにきて目にとまったのだから、きっと意義ある一冊に違いない。

 そのような目で見はじめれば、貴重でない本なんてない。偶然手にとった一冊をちらちらめくっては、うんちくを傾けて、あれやこれやをこじつければ、パジャマ・ブロガーの一日はつつがなくのんびり過ぎていくのである。その本が、芸術論だろうが、ジャーナリズム論だろうが、宗教論争だろうが、本を読むという行為にそれほどの大きな違いはない。

 しかし・・・・・。この本は軍事論である。戦争論だ。つまりは殺人兵器、人間の欲望の最も極端な表現である兵器、軍事を述べた一冊なのである。そこにコンピュータの活躍が紹介されていようと、どうも納得がいかない。違和感が漂う。

 そもそも、世界で初めてコンピュータとされているENIACは、よく知られているように、米陸軍が大砲の弾道計算用に開発されたものだ。p54「弾道計算とコンピュータは縁が深い」

 うむ、そうであった。世界で最初のコンピュータは、部屋いっぱいに並べられた真空管がジャングルのようにつなげられた化け物のようなものだった。それは大砲の弾道計算に使われたのだった。このくらいの機能は、現在なら小さな数百円のプログラム電卓でさえ、兼ね備えているだろう。

 しかもいまや私たちの生活に必要不可欠になっているインターネットだって、そもそものはリスクを分散するために考えられたシステムだった。コンピュータは、いつの間にか平和のシンボル、などと勝手に考えてしまったりしているが、実は、凶器そのものである可能性も充分残っているのだ。

 93歳のジャーナリストむのたけじは言っている。

 戦争は悲惨だ、兵士はかわいそうだ、あれは許せない罪悪だ、ということを百万回大声でしゃべったって、戦争をやろうとしている連中には、痛くもかゆくもないわけです。戦争が始まってから反戦平和運動をやったところで、戦争の論理とエネルギーに引きずられてしまう。戦争をなくすには、戦争をする必要をなくして、戦争をやれない仕組みをつくらなければだめです。かつて、そこまで踏み込んだ平和運動は一つもなかった。「戦争絶滅へ、人間復活へ」 p76

 当ブログが戦争を礼賛するわけはない。しかし、反戦を声高に叫ぶだけで、何かが足りているのだろうか、という自問自答はいつまでも続いている。9.11以降、アメリカ軍の行いをどのように見るかは意見の分かれるところだが、あのアメリカ軍でさえ、このたび、新大統領オバマの支配下に位置することになったのである。

  個人としての自立、個人のデータベースの確立、ネットワークとしての双方向性、当ブログの第一期はまずその辺を考えてきた。第二期は、コンシャスネスとしてのスピリチュアリティをもっと絞り込んだ形でインテグラルする方法を考えようと思う。そして、マルチチュード「<帝国>」に対峙する時に自らのコントロール支配下におくべきとされる、軍事、貨幣、憲法、この辺がどう関わってくるのかを考えたい。

 無理に当ブログの現在のコンセプトに置き換えれば、IT機器の進化の権化・コンテナとしての軍事、コンテンツ情報産業の集積としての貨幣、地球人意識のコンシャスネスの具現化としての憲法、などと、言い換えることができないでもない。コンテナとしての軍事はもろに先進的ITに支えられている。コンテンツとしての情報産業は、禿鷹ファンドに象徴されるグローバルマネーに象徴されるだろう。さて、地球政府の憲法はどんなものになるだろう。

 日本国憲法9条を世界遺産にしたところで、単なるメモリアルにしてはいけない。実効支配できる有効かつ有意義なスピリチュアルの権化にしなくてはならない。老子に従えば、本当は憲法なんてなくていい。

 理想の国家とは
 小国寡民
 小さな国土に、少ない人口
 山間にひそむ村落のようなものさ
 様々な文明の利器があるが
 そんなものはいらない
 使わなくても十分に幸せだからね
 他国に移動する気もおこらないから
 車や船や、そんな交通手段も無用
 他国と争わないから、武器も軍隊も無用
 衣食住は全て自給自足でね
 自分たちが作った食べものをおいしくいただき
 自分たちが編んだ衣服を美しく着こなし
 自分たちが建てた家で気持ち良く住み暮らす
 先祖伝来の習慣やおまつりを楽しみながら
 静かにゆっくりと
 年老いてゆく
 どうかね、これがユートピさ
 桃源郷というやつさ
 こんなところで暮らしたいと思わないかい・・・? 
「自由訳 老子」 新井満 p94

 大きいか小さいかはともかくとして、21世紀の地球人たちは、この丸い地球村に住むことになった。この村で幸せにくらしたいと思っているのは、み~んな同じなはずなのだが。

 意外に思われることが多いかもしれないが、軍用品のコンピュータは、単にクロック周波数やメモリ搭載量といったスペックだけ見ると、民間で使われているパソコンよりはるかに劣るスペックでしかないことが多い。もちろん、これにはしかるべき理由があって、

・開発に時間がかかるので、開発を始めた時点のスペックで固定されてしまった結果として、実用化された頃には時代遅れな内容になっている
・ロースペックでも、それで用が足りていれば困らない
・単なる処理能力だけでなく、振動・衝撃・電磁波などへの対策の方が大事

といった事情がある。ともあれ、見た目のスペックが低くても、戦いの役に立てば困らないと言うのは事実だ。p284「イギリス海軍の原潜はWindows2000とPentiumu4で戦う」

 人類に戦争という奴が必要悪として、どうしても根絶できないとしたら、どっちみち戦争はヴァーチャル化しているのだから、パソコンの対戦ゲームのようなもので済ましてしまうことはできないのだろうか。お望みなら、WBCみたいに東京ドームに大勢の人々を集めて、オーロラビジョンのような大きな3D空間を作り上げ、そこで対戦したらどうだろう。その日の戦死者は何千人で、どっちが勝ったか、なんて、熱狂的な一夜を過ごしたらいいだろう。

 でも現実の戦争は、多くの犠牲者を出している。いまや地球上における戦争は、どっちが勝っても負けても、私たち地球人の敗北でしかない。ここはなんとしても克服しなければならない。いたずらに声高に反戦を叫んでも効果がないとしたら、目をそむけて山奥にこもって瞑想でもするか、というわけにもいかない。それでも問題は解決しない。諦めず、地球人の一人としてこの地上を歩き、目を見開いている必要がある。

 「戦うコンピュータ - 軍事分野で進行中のIT革命とRMA」。同じ時代に同じ地球に生きている私たち地球人70億人は、まちがいなくこの問題をも共有している。

Om Mani Padme Hum







Last updated  2009.03.08 21:42:45
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