初任給についての考え方がだいぶ多様化してきた。戦後の年功賃金制下での考え方では、丁稚奉公の考えに近く若いうちは会社に儲けさせ安い給料でただ働きをし、将来は恩給のごとく働き以上に過去の貢献に対してお金がもらえる仕組みだった。最近では、職務価値というか仕事の市場価値で給与が変わるのであれば、新入社員でも高い給与をもらってしかるべしという考えもでてきている。これもまたしかりだ。
ロイヤリティに重きを置く会社では初任給はやや安く、勤続の節目でメリハリある昇給をする仕組み(初任給17万、2年目22万などで1年目がプロベーショナル=仮格付け期間として位置づけられテストを乗り越えられた人間が正規の報酬を得るような考え方。金融機関とか商社とか)などもありだと思う。
でもよく考えてみれば、制度の中身をいじくるところにどれだけの間接コストをかけたり社員の関心を正規の業務以外に寄せてしまうロスなどを考えると、年齢基準を一切やめ(平均年齢の若い会社なら可能だが、年齢の高い会社ではクフが必要だろうけど)、仕事でいくらってシンプルなやり方はあるんだろうなって思う。そうしたら初任給って考え方もあるぶんなくなるし(新参者も古参も同じ釜の飯を食べるという発想が真のプロフェッショナルだと思うから)いいんじゃないかな
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Last updated
2004.07.25 12:58:19
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