目標管理と評価
目標管理制度についてはいろいろと賛否両論があります。そもそもドラッガーの「現代の経営」で中で語られた「Management By Objectives, and self-control.」を論拠に目標を活用し自己統制を尊重したマネジメントをおこなうべきだということを、ノルマ管理のごとく目標そのものを管理する仕組みにしてしまったという批判も良く聞くところです。結局はマネジメントツールをただそれだけでなく査定ツールとしても流用している点に問題があるような気がします。査定なら査定、マネジメントや育成目的であればそれだけに使用すればよいわけじゃないかなと思います。査定で使う際はかならず原資の問題になり、原資の管理が相対的な配分をせざるを得ない仕組みであれば相対評価しかできないでしょうし、一方で育成目的であれば絶対評価でいいのだと思います。