2007/10/07(日)15:19
アドエスメール突然死
<まえがき>
またかよ,と.
アドエスのW-ZERO3メールの管理情報がおかしくなったようだ.全く前兆もなかったし,なにせ触ってもいない.
W-ZERO3メールを起動してみたら,メールが数十通はあるはずの受信トレイに何も表示されない.そのうえ,なぜか処理中のマーク(ウィンドウズロゴの丸が画面中央で回転)が表示されたまま,送信済みであろうと送信待ちであろうと下書きであろうと,メールフォルダの中身が一切表示されない.もちろん,処理中のマークは何時間たってもそのままだった.
メッセージが表示されないし,チェックを入れることもできないのでメールをエクスポートしてインポートしなおすこともできない.
このW-ZERO3メールは非常に出来が悪いソフトのようで,W-ZERO3,W-ZERO3[es]と数々のエラーを吐き出して,ユーザをうんざりさせてきたらしい.アドエスでないW-ZERO3メールでは,アカウント情報が壊れたり,正体不明のメールが出て,見れず消せずみたいなことになっているのがよく見つかる.しかし,Advanced W-ZERO3[es]になってからは改善されたのか,この「処理中となったまま永久に続く」というエラーは見つけられなかった.
メール受信することで直らないかと,一抹の望みをかけてPCからメールを送信してみたが,受信したメールも現れず,でも未読ランプだけは付くという状況の悪化を見せる.
メールを全消し(アカウントを新規作成してフォルダ情報をごっそりコピー)すれば,これから来るメールは見られるようになるだろうが,今までのメールをどうにかアドエス上で見られるように直したい.
<実験>
\ApplicationData\SeeTooMailがW-ZERO3メールのようだ.
Accounts\アカウント名(多くの場合は電話番号だろう)内に各アカウントのデータがある.
実際のメールのデータは,アカウント内,Storageディレクトリ内にある,TREEとDATAである.
TREEの中にはフォルダ関係の情報が入っている.
00が最も親のディレクトリ扱い
01が受信トレイとなり以下連番となるようだ.
各フォルダ中には,00.fdb,00.fld,00.msgがある.01~があるのかは不明
fdbにはなんらかの管理情報があると思われる.これをリネーム,消去したりすると,受信トレイすら表示されなくなる.初期状態では,3.91KB分全てFFで埋まっている.メールがあるはずのディレクトリの00.fdbは随分書き換わっているし,サイズも膨らむ.バイナリにはところどころメールアドレスが見え隠れするが,規則性は見つけられなかった. fldは下部のディレクトリをエントリとして持つ.1行に1つずつメールフォルダが入る.msgは,ディレクトリに含まれるメッセージのインデックスが入る.1行に1つのメールが相当.
16進4桁(メールの番号) タブ 1か0(1なら未読) タブ 1か0(1ならチェック)
となるようだ.
fdbを初期状態(3.91kb)にし,msgに表示させたいメールの番号を入れただけでは,W-ZERO3メール上から選択された瞬間に,処理中のマークが表示されご臨終となる.
強制終了後にフォルダを見てみると,なぜか,リネームしてあったfdbとmsgと同じファイルサイズ,内容の00.fdb,00.msgが復活している.
一通だけでも,最古でも最新でもやはりmsgとfdb再構成されている.
どこかに管理情報を持っているのだろうか.それともリネームしただけではしぶとく拡張子から読み出してくるのだろうか.消去してみても無理だったので,どこかの情報から復元してくるようだ.
DATA中にはメールごとに00~FFまでのフォルダが並ぶようだ.
各フォルダ中には00.emlが一つずつ入っている.
中身はアドエスの中で使えるソフトではあまり見られない.
PC上で見ると,いわゆるeml形式のファイルに,STMAILEMLFMT~~のヘッダが付いている模様.
STandard MAIL E-MaiL ForMaT なのかなぁ・・・
エンコードはJISでされている.
ここまで試して,なんか無理かなぁと思い始めた.どなたかが参考にしてくれる,願わくば対処法を教えてくれることを信じて一応メモ書きしてみた.
とりあえず,もうW-ZERO3メールは信用できない.メールは全て転送することにした.
電話としての機能がしっかりしていないと持ち歩く気にならないし,持ち歩いてなければ突然必要になった時に使えない.なんとも不便.
FOMAにきちんとしたパケット通信機能(接続先の縛りがなく,PCと接続して無制限で使えて,3~4000円程度)がついたらこんなもん捨ててやろうと思った.