テーマ:旅のあれこれ(10280)
カテゴリ:自転車で旅をする♪
前日の早起きのせいか、よく眠れた夜でした。美しい田園風景を眺めながらの日陰での朝食は、他のゲストとの楽しい会話で、和気あいあい♪
しかし、この日はフランスの祭日とのことで、午後からはほとんどの店が閉まってしまうそう。 知らなかった。これは大変! 日曜日の概念を忘れ、一日スペインで食いはぐれた経験があるので(笑)、祭日は気が気でなりません。優雅な朝食の後は、慌ただしく昼食+夕食ハント。気が楽なのは、宿探しをしなくていいってコト。2晩予約していたのは虫の知らせってところかしら。 7.5km離れたSt.Sulpiceまで行って、バゲットも買った。ショコラのパンも買った。生ハムとブルーチーズ(ロックフォート!)、チョリソも買った。これだけあれば、一日大丈夫でしょう。 というワケで、今日の予定はピクニック要素の強いサイクリング。時間はタップリとあるので、軽ーく流してきましょう。 N88でRabastensに向かいます。主要道路なのですが、祭日のせいなのか、はてまたいつものことなのかはわかりませんが、とにかく交通量が少ない!道路のコンディションはいいし、さくさくと楽しいライドです。 雲ひとつない空。真っ直ぐな道路の脇に行儀良く並ぶ、ロンドンプレインの並木は木陰のトンネルを作り出し、とがった緑の、とうもろこしの葉が陽光を反射させてさざめいているすぐ上空を、イーグルが旋回しています。そんな光景を横目にしながらのサイクリング。知らずのうちに、顔がほころびます。 Rabastensを少し過ぎた辺りで、木陰にあるベンチとテーブルをみつけ、昼食にすることにしました。バゲットを無理やり引き裂いて生ハムを乱暴に押し込んだ、上品とは言えないサンドイッチですが、汗ばんだ肌には気持ちの良いそよ風、時折通り過ぎる車の音の他は、葉擦れの音に耳を澄まして食べるこれの美味しさは格別です。暫くの間、こんな景色の片隅にいられたことに、感謝。 そのままN88で、Lisle sur Tarn(古い町並みを残す、チョコレートミュージアムがあるという町)を抜けて、D87、Parisotという村を通り、Foret de Giroussens(森?)を抜けてGiroussens。ヴューポイントからの景色は「こんなに登ってきたっけ?」というものでしたが、あまりに美しいので、乾杯だとばかりにバーで一休み(笑)。 LavaurをかすめてD630で再び戻ってくるという小さなサーキットでしたが、のんびり、リラックスできたライドでした。 早くに宿に戻ってきたので、ゆっくりお風呂にでも、と思っていたらなんと! 夕食にと買ったとっておきのブルーチーズが、バッグの中で融けている…。臭いよう(涙)。チューブその他は救済できたけれど、ポンプが被害にあってしまいました。ううう、余計なモノを洗うハメに(涙)。 とにかく洗濯、お風呂を済ませて建物の影でくつろぎます。そよ風がお風呂上りの湿ったハダをなぞっていきます。瞼を閉じれば、聞こえてくるのは忙しく蜜を集める蜂の羽音と、葉のざわめき、建物の隙間に巣を作った子スズメの親を求める小さな鳴き声。持てる時をたっぷりと使って、ただ過ごす贅沢なひととき。遠くに見える黄色いフィールドは、大好きなひまわり畑。 日が暮れていきます。 1日目へ >> 2日目 3日目へ >> 4日目へ >> 5日目へ >> 6日目へ >> 7日目へ >> 8日目へ >> 9日目へ >> 10日目へ >> ホームへ >> 祭のあとへ >> TdFの魅力ってへ >> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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