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最近のNHKスペシャルで生活習慣が一万年以上変わらないと言われるアマゾンの原住民『ヤノマミ族』を密着取材形式で紹介していました。 『ヤノマミ』とは現地語で『人間』と言う意味です。 ヤノマミ族の長老シャーマンは取材班に対して一度切りですがこう言いました。(放送された内容とは違うかも?) 『この世のものはすべて精霊で成り立っており、地上に生を受けるものは御互い食べる、食べられるためだけの関係。輪廻を繰り返した最後に男はアリになり女は木になってやがて大地に帰る』と。 スゴイ!と思いました。 私たち文明人が過去の偉人により書物の力を借りて到達する意識レベルをシャーマンは口伝と共に感じています。 番組の中で十四歳の未婚の少女が妊娠、出産する場面がありました。 生んだ赤ちゃんを少女は自ら殺しました。 赤ちゃんを抱くか抱かないかは彼女(十四歳)の選択です。 ヤノマミの掟では赤ちゃんを抱けば人間として受け入れ、抱かなければ『精霊』として天に返す。 天に返された精霊(赤ちゃん)はバナナの葉に包んでシロアリの巣に置かれシロアリに食べさせる。その後、巣ごと火葬にして天に送る。 番組のナレータ-は、『ヤノマミ族に生まれた赤ちゃんの半数近くが、このようにして殺されていく』と。 ヤノマミ族の女に『中絶』と言う概念はありません。 『生んでから殺す』。 女に選択権が委ねられています。 彼女は赤ちゃんを葬った後も涙一つ見せずに平然と普段の暮らしに戻りました。 『人とは時代や習慣が違ってもその本質はあまり変わらない』と改めて思いました。 アマゾンで一万年以上も暮らしていると言われる『ヤノマミ族』。 そこに人間の測り知れない残酷さと深い悲しみを感じた次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
人間とは形容詞的な存在に過ぎない。
確たる存在は魂。 総ては、魂の成せるもの。 邪悪なる行為は魂の汚染に通じる。 アリとして消えとても魂は残る。 (2009.08.17 20:17:27)
メッセージありがとうございます。万物は因果応報の法則に。邪悪という概念は聖なるものを感じる人間が相反するものとして創造したのでは?と。
(2009.08.18 00:49:55)
昨日、たまたまONにしたNHKで「ヤノマミ」の再放送を観ました。
一度観て強烈な印象を受けたあの番組に釘付けになりました。 なぜ、14歳の娘が自ら産み落とした命を人としなかったのか? その前に、なぜあの家族が一旦は皆から離れたのか? 疑問が残り考えさせられました。 もしや・・・・あの集団生活の中には生んではいけない子を身ごもる現実があるのでは? これは、下衆の勘繰りかもしれませんが、ありえないことではないと思います。 男は口を出すことをせず、出産する本人が人として育てるか精霊として森に戻すかを決断する。 真に愛する人の子であれば、森へ戻すなどと言う残酷な行為は出来ないのではないかと思います。 かつて日本にも間引きという現実がありました。 環境で人の考え方が変わるのはやむをえないことでしょうが、子を亡くした母の鳴き声が暗闇のシャボノから聞こえたのは飾り気のない本心であったと思うのです。 (2009.09.03 21:51:18)
メッセージありがとうございます。ウーイーさんが懸念しているとおり、近親タブーの可能性は大です。チベット密教の一つタントラ教は母と娘を愛欲する事で、広大なる悟りを得られるとされ、またシエラマドレ山脈に住むインディアンの父親と娘は、経済的な理由から近親タブーを行う事がよくあるとのことです。
彼女は直感で育ててはいけない、と感じたのでしょう。 (2009.09.04 01:35:28)
ニコラスクラブさんへ、メッセージありがとうございます。ヤノマミ族の残酷さと現代人の一部人間の残酷さは一概に比較できませんがどうなんでしょうか?人間のスピリッツが変わらなければ何も変わらない気がします。
(2009.10.22 22:47:00)
日本でもつい100前までは、生まれた子供を平気で間引いて殺してたから大差ないよ。
(2010.01.08 00:23:16)
この間再放送見ました。南米へは行った事がありますが、もっともっと発見されていない部族はいる事でしょう。残念ながら録画出来なかったのですが、もう一度オンエアして欲しいものです。色々考えさせられました・…
(2011.03.17 11:16:50)
この間再放送見ました。南米へは行った事がありますが、もっともっと発見されていない部族はいる事でしょう。残念ながら録画出来なかったのですが、もう一度オンエアして欲しいものです。色々考えさせられました・…
(2011.03.17 11:17:11)
去年、私も再放送を見ました。何となく気になって検索するとここに着きました。
他の方のご意見が見れて嬉しいです。 この部族の女性は全員出産に立ち会う…とありましたので、「生まれてきた赤ちゃんを選別する能力」が養われるのだろうか…と考えました。 他の方もおしゃっていますが、日本でも間引きや選別が行われていました。それからウン十年で今のような価値観…時代や、住まう土地の違いのうねりを考えます。 (2011.07.21 23:33:12)
確かに残酷ではありますが、それは私達の価値観。
彼らにとってみれば殺すのにも意味があり、私達がどうこう言えるものではありません。 自分たちの価値観と違うものを悪と割り切るのは駄目だと思います。 (2012.08.14 02:02:57) |