2005/11/23(水)18:15
様子見だったはずが。。。
今日は、祭日。
昼から少し太陽が出て来たので、すぐそこの岸壁に日向ぼっこがてら様子を見に行くことにした。。
幸い子供達は、2人とも遊びに行っていたので、夫婦でマ○ドでハンバーガーを買ってから行った。。
到着すると。。。
いるわいるわ、場所がないほど人の山。
とその中で、一際人だかりが。。
よく見ると、ヒラメの師匠(18日の日記参照)ではないか。。。
なにやら、大きく竿を曲げております。。
近づいて、びっくり!
それは、体長1メートルはあろうかというエイだった。。。
おじさんに、
「ヒラメどうっすか?」
「今日は、駄目やな」
「そうっすかぁ」
「おじさん、このエイどうするのよ」
「喰う」
「え゛?」
「だから、喰う」
「まっ!まじっすかぁぁ」
「わしに、喰えん魚はない(きっぱり)。がっはっはっ」
「。。。。。。。。。。。」
おじさんは、やっぱ(凄い)と思った。。
「ところで兄ちゃん、今日は釣らんのか?」
「うん、今日は様子見ぃ」
「そうかぁ」
「一応、エギ持ってきたけど誰かコウイカ(スミイカ)釣りよった?」
「いいやぁ、だぁれも」
「そうっすか」
「昨日はぼちぼち上がりよったで」
「少しだけ、やってみるわぁ」
「頑張りやぁ」
「おじさんもなぁ」
という訳で、奥さんの許しを得た上でさっそくエギングの準備。。
コウイカは、基本的に底中心、ずる引きが有効で、普通ならダウンショットでスッテを使うところだが。。
今日は、エギしか持っていないので、エギングスタイルにてチャレンジ。
最初に選んだのは、定番の3.5寸ピンクの金テープ。
そして、一投目キャスト。
風邪が少し強い。潮も少し早い。濁りも少し強め。
大体の状況を掴む。
すかさず、カラーを変える。
チョイスしたのは、3.5寸マッカッかのマーブルカラー。
そして、数投。
0.8号のラインにごく僅かな反応があった。。
奴は、居る。
とにかく、底を確実にとることを意識し、ずる引き、たまに2~3回小刻みにシャクリを入れる。
この時、コウイカは足が短く動きになかなかついていけないので、諦めてしまう場合がある為、大胆なシャクリは禁物だ。。
そしてさらに、数投後。
じっとしていられなくなった奴は、とうとう抱きついて来た。。
しかし、上がってきたのは手のひらサイズだった。。
可愛いすぎて、とてもお持ち帰りする気にはならなかった。。
「小さいな」
カメラに収め即、リリース。
そばにいたおじさんは、
「兄ちゃん、テクニシャンやな。がっはっはっ」
「。。。。。。。」
おそらく、エギングを初めてそばで観察したのだろう。。。
この後、3杯のコウイカを上げたがどれも同じようなサイズばかりだ。。
すべて、リリースしよう。。。
そう思った瞬間。
背後から、突き刺すような鋭い視線を感じた。。
奥さんだった。。
「まさか、すべて逃がさんよね。」
「え?」
「子供達、いか食べたいっていいよったやん」
「。。。。。。。」
「まさかぁぁ、あはっ。まさか、俺がそんなことする訳ないや~ん」
「じゃあ、この買い物袋へ入れて早く帰ろう」
「わかった」
俺は、今にも(助けて)といわんばかりの愛くるしい表情のコウイカ君を、
心の中で(すまん。こんな俺を許してくれ)と叫びながら、絞めた。
本当に、凄いのは「おじさん」ではなく「奥さん」なのかもしれない。。。
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