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2011.02.23
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【送料無料】資源危機サバイバル

 

 アジアは日本にとってもっとも大きな海外進出拠点だ。アジア市場の形成によって、環太平洋地域はより効果的に整理統合され、多様化が進んだ。日本がこの地域で優位に立ち、経済発展の源になれるかどうかは、アジア市場を掌握できるかどうかにかかっている。そして、アジア市場の鍵は、中国だ。

 中国にとってみれば、工業生産は国民経済をけん引する心臓部であり、原材料とエネルギーの供給は新鮮な血液を受け入れる左心房のようなものだ。日本は、海外事業を利用して資源物流の血管に入り込み、中国経済の「左心房」に深く入り込んでいる。巨額の利益を獲得するだけでなく、中国ひいてはアジア市場全体に影響を及ぼしているのだ。

 中国が鉄鉱石の交渉で苦境に立っているが、これは日本の商社、金融、物流、工業が1つになって中国の鉄鋼市場をがんじがらめにしているためである。商船三井と日本郵船の船隊は、オーストラリア鉄鉱石の海外運輸を独占している。オーストラリアが西部大開発戦略を打ち出すと、盟友日本は積極的に参加。日本はBHPビリトンやリオ・ティントの重要資産を数多く保有している。BHPビリトンのオリンピック・ダム鉱山は今後の重要プロジェクトであり、世界でもっとも大きな整合型鉱山区だ。酸化ウラン(原子力産業の基本原料)の含有量は39万トンにのぼり、世界の埋蔵量の39%を占める。三井物産と三菱商事がBHPビリトンと共同で進めている北西大陸棚プロジェクトのLNG年産量は1630万トンである。

 ■アジアの資源をねらう

 日本はアジアの鉱物資源の獲得にも力を入れており、例えば三井物産が資本参加する内蒙古のオユ・トルゴイ鉱山は世界最大の銅・金鉱山だ。銅埋蔵量は8億トン、石炭埋蔵量は60億トンに達し、しかも40%はかなり良質で、鉄鋼の生産に適する。

 東南アジアのインフラも日本を抜きにしては語れない。例えば三井物産はタイのCHK社と共同で水事業を展開している。三菱商事のインドネシアで実施しているタングー、アルン、ドンギ-セノロLNGプロジェクトは、いずれも年産量が数百万トンにおよぶ。また、マレーシアサラクワ州のLNGプロジェクトの年産量は世界トップで、2300万トンである。

 物流運輸の分野でも、三井物産が出資するサハリン-北海道のエネルギーパイプラインが建設されている。日本とロシアは東シベリアと極東地域の開発について合意に達しており、そこには石油、天然ガス、原子力などが含まれる。また、三井物産はウラジオストクやボストチヌイ港からモスクワへ直行する貨物専用列車を運営している。さらにある報道によると、中日韓海底トンネルは2010年4月にフィージビリティースタディを終え、佐賀県唐津-壹岐島-対馬-プサンを連結することがほぼ確定したという。

 国際金融の中心であるシンガポールと香港は、日本企業の東南アジアでの活動に万全な融資環境を提供してきた。これを基礎として、日本はインドの6省を貫く1483キロのデリー・ムンバイ間産業大動脈構想を提案。東京・大阪間太平洋ベルト地帯構想をモデルにしているという。これは最終的に、東は中東、中央アジア、アフリカ、西はラテンアメリカにまで伸ばすことができる。このほか、三井物産はブラジルのリオ・ドセ社やチリの多くの銅鉱山に資本参加しており、三菱商事はベネズエラとブラジルの海底石油の探査を行っている。三井物産はまた、ブラジルの農業にも参入し、日本にバイオエタノール戦略を提案している。

 アジアの一体化が進むにつれ、日本とアジアの融合は加速するだろう。(おわり 編集担当:米原裕子)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110223-00000029-scn-bus_all






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Last updated  2011.02.23 12:16:23
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