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カテゴリ:回想記
<回想記 2005/12月中旬>
まさか自分が弁護士などと呼ばれる人たちの世話にイギリスでなるなんて想像すらしていなかった わたしでしたが、これで何か少しでも糸口がつかめるかもしれないと一度考え始めるともうその高揚した期待感を抑える事はできませんでした。 職場の方へはかくかくしかじか事情を説明し、3時間ほど定時前に帰宅させてもらいロンドンセントラルに位置するその弁護士事務所へ向かいました。 以前であれば多少は緊張してドキドキもしたのでしょうが、当時既に連続して多くの厄介ごとに直面していたおかげもあってか以外に冷静な自分がそこにはいました。 「これで何とかなるかもしれない!」 ただその一心だけでした・・・。 職場からその弁護士事務所まで大よそ1時間ほどで到着しました。 レセプションでアポイントメントの確認を無事済ませると、シックにアンティーク調のファーニチャーでデコレートされた応接室へ通されました。 そして静かにチェアへ着席すると、徐々に精神が研ぎ澄まされて目を閉じて子供と日本で釣りをしているシーンや日本の家族と楽しく過ごしているシーンを瞼にうかべながらこれをただただ成功裏に導く事だけに集中しました。 そして程なくして私のイマジネーションを遮るかのように、いやおう無しに応接室のドアがこじ開けられました。 宜しければ一押しお願い致します。人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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