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カテゴリ:回想記
<回想記 2006/4月中旬>
そこには閑散とした印字で請求額約7千ポンド(162万円)とおもむろに記されていました。 ついこの間約2千5百ポンド(58万円)の保証金を払っていた私はたしか弁護士は今回の私の件では恐らく解決に5千から7千もあれば何とかなると聞いていました・・・ その時ただただ私はこの請求書は何かの間違いに決まっているとしか考えられませんでした。 本音として私が強く考えたのは。 「なんじゃこりゃ・・・、ここまで何にも、いや1センチすら前進してないのにこんな請求額あるわけない・・・」 ということでした。 とはいえ現実に、目の前にその請求書は無機質に存在していましたから無視するにはあまりある恐怖でした。 こんなもんあるわけないという強い気持ちが数分支配しましたがそれからまもなく現実感がまた私に押し寄せ 「こんなもんおかしいやろ、今すぐ確認しな・・・」 と少し焦りで震える手で電話の受話器をまさぐり掴みその弁護士へコンタクトを取るべく電話をしました。 何度かコールを繰り返したもののとられる気配も無くそのまま留守番電話へと切り替わりました。 焦りながらそんな事を数度繰り返しましたが結局弁護士を捕まえる事ができませんでした。 少し呆然としながら・・・ 「このままじゃ、夜も寝ずに働かなどうしよも無いか・・・」 などと現実的な思考がぐるぐると心のそこを駆け回りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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