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カテゴリ:文芸
名門私立校である慧修学院高校の3年生が、
文化交流の一環として中米ホンジュラスを訪問。 経済協力の旗頭となっている雲英グループCEOの娘・雲英亜樹凪や、 最年少で国際コンクール優勝を果たしたピアニスト・桐生翔季も同行していた。 しかし、現地で大規模な武力衝突が発生し、 生徒や教師たちは、中米過激派組織ゼッディウムに拘束されてしまう。 そして、そのゼッディウムから総理官邸に映像通信が入る。 宮村首相が目にしたその主は、優莉匡太の長男・架禱斗だった。 架禱斗は、シビックの創始者で、ゼッディウムは顧客の一つにすぎないと言う。 国際闇金組織であるシビックは、イスラム教テロ組織を抑える代償として、 日本政府から2カ月ごとに2千億円の支払いを受けていたとも。 その後、宮村首相は、優莉結衣が慧修学院高校を訪問していたことを知ったのだった。 結衣は、慧修学院高校の校長に手紙を渡し、訪問中止を促していた。 手紙には、父・匡太がかつて立案した犯罪計画が綴られていたという。 「まずホンジュラスに支社を持つ企業の、経営陣の子供が通う私立学校を探り出す。 その学校に国際交流の名目でホンジュラス訪問を持ちかける。 現地ではマラスに手引きさせ、 メキシコかコロンビアに縄張りを持つ武装勢力に襲撃させる」(p.137) 警察署に連行された結衣は、ホンジュラスに向かうことに。 一方、凜香は篤志に呼び出され、弘子の母・映見の営むスナックに。 そこにいたのは、凜香の母・市村凜だった。 市村凜は、半グレ同盟の再結成を目論んでいた。 自衛隊員と共にホンジュラスに到着した結衣はゲリラ兵に急襲されるが、 傭兵の磨嶋と弥藤の援護を受けつつ、自身の能力を向上させながら、 途中で合流した桐生と共に、高校生たちの救出を図る。 そして、状況を監視していた米軍も現場に到着。 そんな中、遂に始まった一族の争い。 架禱斗と共に結衣に立ち向かってきた智沙子。 凜香や篤志、弘子、映見らを取り込んだに見える市村凜。 今後、彼らに一人立ち向かう結衣は、どのようにして勝機を見出すのでしょうか。 *** それにしても、市村凜が『探偵の探偵』に登場していた市村凜だったとは…… 今後、紗崎玲奈の登場もありうる? そして、巻末には『特等添乗員αの難事件Ⅵ』の広告と共に『千里眼の復活』の告知が。 昨年の凜田莉子の復活に続いて、今年は浅倉絢奈が復活し、 遂に岬美由紀までもが復活…… 松岡さん、どういう心境の変化ですか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.04.04 17:32:32
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