きいろいゾウ
『さくら』に続く、二冊目の西加奈子。 『さくら』に比べると、随分読みやすかった。 特に後半は、どんどんページを捲っていった。 そして、一気に最終ページまで辿り着いた。 映画は見ていない。 だから、ツマが「動物や虫などの声が聞こえる」ことに、最初暫く気付かなかった。 ところで、ムコさんの日記、ツマは読んでたの? なんて疑問が残ったままだから、あまり集中して読書できていなかったのかも……ムコさんが東京に行ったあたりから、随分盛り上がっていったけれど、最後は、ちょっと消化不良かな。「よかったぁ~」という安堵感に包まれるでもなし、村上さんのように「えっ?」で放置されることもなし、という感じ。それでも、あと一冊、西加奈子さんを読みます。