ありがとうのひと言

きのうはドラッグストアに寄らなければならない用事がありました。例によって　長い列でした。若い男性の順番がきました。　お金を払い終わったあとでいろいろ質問をしていたようでした。最期の質問は　「　トイレを使用することはできるか　」でした。キャッシャーは　普段は鍵がかかっているので　誰かに頼んで開けてもらわなければなりません，と言って　店内マイクロフォンを使って開けてくれるように頼んでくれました。普通は　そこで　ありがとう、を言うのですが　この客はすーっと行ってしまったのでした。ひとりの客が　「　だから若い子は嫌いよ。サンキュウの言い方もわかっていないんだから。」と言いました。客のほとんどが何か言っていました。「　ノーマナーないやな奴　」「　この客が わたしの子供だったら　ほっぺたをひっぱたくわ。」あきらかに　皆さん不快感をお持ちでした。 ありがとうのひと言がなかったひとこまでした。でも　わたしは思いました。　「　これだけのひとたちが全員不快感を示したのはすごいな。　まだまだ普通の感覚が残っているひとたちがたくさんいる。」ありがとう、というのには時間もかかりません。惜しまないでください。 ありがとう、ありがとう。