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テーマ:むずかしい。(45)
カテゴリ:心のケア
わたしの周りにも 高年齢のかたがたは大勢さんいます。
あるクライアントさんは 93歳 今もまだ 60台の息子の面倒をみています。 60台の息子さんは 筋肉が動かなくなる病気で 少しずつ 悪くなって行っています。 口のまわりの筋肉が うまく動いてくれないため 発音が なかなか聞き取れません。 食べるのも 自分だけではうまくできないこともあるので 93歳の母親が食べさせることもあります。 手も足も 思う様には動かせないのです。 車椅子から 転げ落ちても 母親の力では 立ち上がらせることは できないので 救急車を呼びます。 このケースは 例外になります。 一般的な介護は 子ども,特に娘が親をみることが多いです。 兄弟が 何人いようと 面倒をみるようになるのは ひとりの場合が 断然多いです。 他の兄弟たちは 逃げます。 比較的近所に住んでいても 1週間に1度 親を見に来る事さえ しないひとのほうが多いのです。 でも 親の死後 自分の相続分はしっかり要求するのは 介護を しなかったこどもです。 ある知人は 96歳まで行きていましたが ご主人が亡くなった あとは アルツハイマーが少しずつひどくなってきました。 家のなかででも 何度も転び 起き上がる事ができなくなっていたようです。 近所に住む娘が 助けにいったものの 娘も尻餅をついてしまって 助けにならず 救急車を呼んで どうにか起き上がられたそうです。 このおばあちゃんが わたしにしみじみ言っていたことは 「 長生き して よかったのか 悪かったのか わたしには わからなくなって きました。 自分のことは 自分でできるのであれば 長生き 結構な ことだけど さっさとは歩けなくなっているし 転ぶこともあるし。 正直言ってね わたしは 長生きなんてしたくない。自分が自分では なくなっていくのが 堪えられない。」 ここも 母親の面倒をみたのは 次女のみ。 長女も三女も 別の州の住人でした。 三女は お見舞いにすら来ませんでした。 遺産相続は 3人 同じに分与。 もうひとりのクライアントさんも 母親の面倒をみていました。 彼女は 結婚していました。 ダンナは 妻が 毎日妻の母親の面倒をみて 自分への世話が おろそかになっていると不満をいい 離婚しよう、と 言われてパニックになり わたしのところに来ました。 面倒をみている娘たちが 号泣するのは どなたも同じ。 介護というのは 肉体的にも 精神的にも 大変なことなのです。 あしたは 米国の独立記念日で 祭日です。 花火が バンバンあがりますので わんちゃんたちにとっては 決して 楽しい夜にはなりません。 うちの老女は 泣いたり 吠えたりはしないものの がたがたと 震えます。 この日は この花火のせいで 迷い犬がふえます。 家族がいないと 逃げ出してしまうのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.07.04 12:20:28
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