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テーマ:ちょっと いい話(438)
カテゴリ:ちょっといい話
彼の話は インターネットで知りました。
『悪魔の子』と呼ばれて まわるからは 蔑まれ いじめを 受け続けていた彼は 友人のことばで救われたのです。 彼の父親は 刑務所に入居中。 母親は 心労のため 自死の道を選んだようです。 (彼は 誰に育てられていたのかは 不明ですが) かなり特殊な家庭環境のせいで 「この悪魔の子」 と 罵られ 笑われていたようです。 彼が いつも思っていたことは いつか こいつらを 殴り返してやる、ということでした。 実際 そうしようと思ったことはあったのですが 生前の母親のことばが 頭によぎったのです。 「あんたは ひとを傷つけない男になるんだよ」 そのことばで 彼はなぐり返すことはしなかったそうです。 「母さん、約束を守ったよ」 静かになった校舎のそばで 空を見上げていたそのとき のこと 「おい 大丈夫か」と話かけてきた子がいたそうです。 彼は この子のことは 全く記憶になかったそうです。 この子は 同級生だったのです。 彼は 「オレにかまうな。おまえも巻き添えをくうぞ」と 言ったのです。 その同級生は 「知るかよ。家まで 送ってやるよ。おまえ 立てるか」と言ったのです。 彼にとって 初めてできた友人でした。 彼は その同級生に思わず言ったのです。 「悪魔にも 友達ができるんだ。。。。。」 同級生は言いました。 「何 言ってんだ。 みんな同じ人間だろ」 その通りですよね。 蛍は うれしくなりましたよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.08 09:50:07
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