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カテゴリ:ビジネス書
こんにちは。
本日も、新刊 「怖い上司とやさしい上司、どっちがお得? 会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法」のご紹介です。 前回は、「第三章 怖い上司とやさしい上司の損得」から、やさしい上司のメリットとデメリットをご紹介しました。 今回は、怖い上司のメリットとデメリットをご紹介しようか、と。 怖い上司のメリットとして、まず考えられるのは、部下の能力がアップすることではないでしょうか。 上司について行くために、良きにつけ悪しきにつけ、部下は常に自分の能力を最大限に発揮することが求められます。 精神的にも肉体的にも大変ですが、気付いたら、自分でも驚くほどの能力が身に付いていることが少なくありません。 歴史上、もっとも怖い上司と言えば、織田信長をイメージする人が多いかもしれませぬ。 徹底した信賞必罰で、怒ったら、古くからの家臣でも追放したり、手討ちにしたりすることがありました。 彼と比べると、現代の怖い上司も、やさしい上司に感じられるかも。 しかし、信長の部下たちは、馬車馬のごとく働かされながら、才能を開花させていったのです。 事実、豊臣秀吉や実質上の部下だったと考えられる徳川家康の二人は、結果的に、天下を取ることができましたね。 ほかにも、怖い上司のメリットとして意見が分かれるところですが、怖い上司の下で働く部下たちは、精神的にタフになる側面があります。 前に、現代の若者たちは、大人からほめて育てられてきた世代だと述べました。もちろん、ほめることは人の成長における栄養剤の一つになるのは間違いありません。 しかし、それだけでは栄養の摂り過ぎによる心の肥満の原因にもなることがありまする。身体の健全な成長には、走ったり、重いものを持ち上げたり、ある程度の負荷が必要だと言われます。 同じように、バランスがとれた心の成長にも、ある程度の負荷が必要だと思えるのですよ。 ちなみに心にかける負荷とは、挫折したり、叱られたりして辛い状態を経験すること。 子供たちがまったく叱られずに育つと、打たれ弱くなったり、辛い状況を克服することが難しくなったりします。 昭和の子供たちは、体罰とともに成長した側面もありましたが、それほど極端ではなくても、上司の怖い一面は、プラスに作用することが少なくない。 ほかにも、怖い上司は、仕事量やプレッシャーは半端なくきついですが、頑張ればその分、人事考課で高く評価してくれる傾向があります。 本の中では、上記の理由についても細かく触れていますよ。 もちろん、怖い上司はメリットだけではありませぬ。 怖い上司のデメリットとして、まず考えられるのが、部下の創造力や独自のチャレンジを阻害する可能性が高いこと。 前にも書きましたが、気軽に上司に話かけられない状況では、部下は自分のアイデアを披露する場がなかなか与えられません。 結果的に、社員の創造力を阻んでいるという指摘があります。 つらい仕事に耐えて頑張るから価値があるという人もいますが、楽しくない仕事は、率先して行う気にならず、なかなかパフォーマンスが上がらないのですね。 怖い上司は、部下の失敗に対しても厳しい態度をとることが多く、部下のチャレンジの阻害要因となっているケースも。 そして、怖い上司の最大のデメリットは、常に、パワハラのリスクにさらされていること。 部下の成長を期待し、心を鬼にして厳しく接する上司でも、部下によってはパワハラと同じダメージを心身に受けるケースもあるのですよ。 以上、怖い上司のメリットとデメリットに簡単に触れてみました。本の中では、上記のメリットやデメリットについて、さらに詳しく解説しています。 普通は、これだけで終わる本も少なくありませぬ。 本書では、「結局、怖い上司とやさしい上司、どっちに軍配?」という項を設け、あえて、どっちが得か一定の結論を考えてみました。 個人的な意見なので、異論も多々あるかと思いますが…。 ただ、これを知っているのと、怖い上司とやさしい上司に対して、違った見方ができるかもしれませんね。 是非、お読みいただければ幸いです。 …ということで、「怖い上司とやさしい上司、どっちがお得? 会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法」 好評発売中です。 それは、こちら。 ご興味のある方は是非。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月17日 10時16分21秒
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