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テーマ:病気のしくみ(154)
カテゴリ:美容と健康
こんにちは。
皆さま、お心遣いありがとうございます。少し間が空きましたが、今日も、前回に続いて突発性難聴のネタです。 もう完全に治ったと言いたいところですが、さすが原因不明の難病。なかなか完治をさせてもらえませぬ。 平成30年3月24日、午後11時30分頃発症し、治療開始からすでに1か月が経過。 左耳の聴力は完全に回復しました。前回、ご紹介した薬を真面目に飲み続け、ほぼ1週間で前と同じ状態に戻ったのですよ。 完治するのは3分の1と聞いていたので、喜んだのは言うまでもありませぬ。 小さな耳鳴りは続いていましたが、あとは自然に回復するだろうと耳鼻科へ行かず、様子を見ることにしました。 でも、なかなか耳鳴りが治まらない。 それから数日後、寝ようとしたら、ウワンウワンと耳鳴りが大きくなったのです。寝入りばなの絶妙のタイミングで…。 とうとうその日は寝そびれてしまいました。 でも、日中はまったく耳鳴りが気にならない。周りに音が充満していると、それを打ち負かすほどのインパクトはないと言いますか。 次の日の夜、また寝ようとしたら、それまで気にならなかった耳鳴りが急に音量を上げたのです。 2日連続で一睡もできないのはたまらない。その前の日も、4時間くらいしか寝てないし…。 そういえば、ナチスドイツの拷問に、人体に絶えず刺激を与え続けて眠らせないというものがありましたね。 なんでも、世界でもっとも過酷な拷問と言われ、発狂した人が続出したらしい。さすがに、こんな拷問を受けたら、なんでも白状してしまいそう。 逆に、白状して耳鳴りをストップできたら良いのですが…。 翌日、たまらずに耳鼻科を再受診。 耳鳴りの原因の一つとして、聴力の悪化が考えられるとか。そこで、聴力検査を受けたのです。 結果、耳鳴りが煩わしい左耳は、なんと健康な右耳よりもよく聞こえるようになっているみたい。 耳鼻科の先生は、難聴が完全に回復している結果に安心したようで、耳鳴りについては薬を処方してくれただけでした。 これは不親切というより、耳鳴りの理由は専門の医師でもなかなかわからないそうです。 結果的に、耳鳴りの薬が効いて次の日からよく眠れるようになったのですが、原因不明という釈然としないものが残りました。 事実、耳鳴りの音量は小さくなったものの、依然として続いておりまする。そして、薬を飲まないと音量が大きくなるのですよ。 このままだと、ずっと薬を飲み続けなければならないのではないか。 原因がわかれば、対策を立てられるのですけどね。 原因不明の難病と言われる突発性難聴ですが、有力な説として、ウイルス感染、毛細血管の血流が妨げられる内耳循環障害説があります。 病気になった人間の感覚では、内耳に対する血液の循環障害が疑わしいような。 なぜなら、病気になる数か月前から、左肩や首の異常なコリを感じていたからです。コリの原因は、血液の循環障害。 実際、突発性難聴になる人の八割以上にこれらの症状があるという報告もありまする。 ちなみに、当時の自分の肩と首の異常は、五十肩という認識でした。前に、四十肩になったときと同じ症状で、当時はアイロン体操を行って治した経験があります。 ちなみに、アイロン体操とは、アイロンなどの重りを手に持ち、肩関節を前後左右に振り子のように振って可動域制限を改善する運動。 もっとも四十肩は、いつの間にか治ってしまったので、今回も時間が経てば治るだろうと思ったのですよ。 もしかしたら、そのとき適切に肩と首の異常に向き合わなかったのが、間違いのもとだったかもしれませぬ。 …というのも、半年近くたっても肩と首の痛みが改善しなかったのです。 もしかしたら、これが突発性難聴の誘因ではないか。そう思って調べてみると、なんとも怪しい病気を発見しました。 それは、ストレートネック。 前かがみの姿勢を長く続けることで、頸部への負担が継続的にかかって発症する病気です。 本来、人の首はS字曲線を描いて重い頭を支えています。そのカーブが失われて、まっすぐになってしまうことでさまざまな障害が起きるのですね。 たとえば、首や肩のコリ、めまい、頭痛、自律神経失調症状、そして耳鳴り…。 とくに、ストレートネックで、頸椎の関節と関節のすき間が狭まってしまうと、そこを通る多くの神経が圧迫され、上記の症状のほか、手・腕のしびれが現れることも。 私は、めまいや頭痛はなかったですが、上を向くと、左手がしびれるような感覚がありました。 これは、五十肩ではなく、ストレートネックが原因ではないか。それが誘因となって、頭の左側の血流不足から突発性難聴や耳鳴りが起きたのかも。 そういえばここ数年、毎日何時間も、前かがみになってパソコンを操作していましたからね。 以前、整形外科クリニックの事務長をしていて、ストレートネックに苦しむ患者さんを大勢見てきたのに…。 若い頃、アントニオ猪木にあこがれて、腹の上に友人を乗せたまま、首ブリッジをしたことがあるのですよ。首の筋肉に対する過信があったのかもしれませぬ。 もちろん早い段階で、ストレートネックを疑ってはいました。 ただストレートネックの判定基準とされる、壁を背にして直立の姿勢を取り、後頭部や肩甲骨、お尻、かかとの4ヵ所が壁についたのです。 その4ヵ所がついたからストレークネックではないと…。 しかし、そのとき首が痛いまま、無理をしてつけていたのを思い出しました。 それはともかく、以上から、ストレートネックが突発性難聴や耳鳴りの黒幕だったという仮説を立てることができた次第です。 ストレークネックの患者さんが多いという現状から、突発性難聴の患者さんが増えているというのもなんとなくイメージできますね。 突発性難聴が原因不明の難病と言われるのは、その原因が、耳鼻科ではなく、整形外科など別の診療科にわたっているからではないか。 その仮説を検証するために、自分のストレートネックを治すことで、耳鳴りをなくす必要があります。 …ということで、この一週間、ストレートネックを治すストレッチを行っています。 最初のうちは、うつぶせに寝て、テニスボールの上に後頭部を乗せるだけで激痛が走りました。 ほかのストレッチも地道に取り組んだ結果、肩や首のコリを少しずつ改善しています。 耳鳴りも音量が少し小さくなったような。 これが完全になくなれば、私の突発性難聴と耳鳴りの黒幕がストレートネックだと実証できるのですが。 薬を飲んでも耳鳴りが小さくなるので、それはまだわかりません。 今年のゴールデンウィークは、ウォーキングと首のリハビリを重点的に行おうと思っております。 その結果はまた次回。 それでは皆様、よいゴールデンウィークを。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月26日 16時31分45秒
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