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テーマ:おすすめ映画(4018)
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こんにちは。
早速ですが、本日は、直木賞作家・池井戸潤氏原作の映画『空飛ぶタイヤ』が劇場公開される日です。
池井戸潤氏といえば、社会現象を起こしたテレビドラマ『半沢直樹』を思い出される方が多いかもしれませぬ。「やられたらやり返す。倍返しだ!」も、流行語になりましたね。
銀行が舞台のこのドラマは、当時、いつもハラハラ・ドキドキしながら見ていました。腹黒上司をやっつける姿に爽快な気分になりましたが、元銀行員から見ると、ちょっと演出過剰な部分も無きにしも非ず。
どこかの会社で、上司に「倍返しだ!」と言った部下が、上司から「そのまた倍返しだ!」と言われて、どこかへ飛ばされたそうな。
実際、ドラマの原作になった『オレたちバブル入行組』と『オレたち花のバブル組』は、銀行の影の部分をリアルに描いていたのですよ。
もちろん、私が以前ブログで絶賛したように、テレビドラマの『半沢直樹』は魅力的です。ただ、元銀行員としては、原作の小説のリアル感も捨てがたいと…。
…ということで、今回ご紹介する映画版『空飛ぶタイヤ』。
池井戸作品の雰囲気と魅力をそのままギュッと凝縮し、魅力的な隠し味をトッピングしたうえで、さぁ召し上がれと、自信をもって提供されたメインディッシュのイメージです。
私がこの映画を試写会で見終わったとき、最初に思ったのは、長い原作をうまく2時間にまとめ上げたなという感じでした。
普通は原作が長大だと、最初で説明過剰に陥ったり、途中で中だるみがあったりするのですが、それが一切ないのですよ。
映画のシーンに、不要な個所がまったくなく、次から次へと起こる「事件」にハラハラしながら引きこまれて見ているうちに、一気にエンディングを迎えるのです。
私は多少ビジネスの経験があるので、現実ではありえないシーンのある映画やドラマを見ると、それだけで興ざめすることが少なくありませぬ。ただ、この映画では、ほとんどそれがなかったような。
厳密にいえば、元銀行員としては、実際の銀行にはないと思われるシーンも多少はありました。ただ、一般の人には多分それはわからないだろうし、ホントの銀行事務として描いたら、興ざめするくらい冗長になっていたでしょう。
結果的に、2時間という長い映画でありながら、最後まで集中して楽しめる稀有な作品になっているのでした。その意味では、日本の映画では久しぶりに出会った作品かもしれませぬ。
この映画の主役は、長瀬智也。
彼の周りをディーン・フジオカと高橋一生という、今もっとも旬な俳優が固めます。このイケメンの3人を集めただけでも注目を集めるのに、深キョンこと深田恭子が出ているのも、中年のオジサンとしてはうれしい。
さて、この映画で私がお手伝いさせていただいたお仕事は、劇場用のパンフレットのコラムです。
コラムのタイトルは、「大企業に隠ぺい体質が生まれるのはなぜか」と「融資のとき、銀行員は何を考えているか」の二つ。
お仕事は4か月前にいただいたのですが、どちらも今、話題になっているテーマですね。
まさに、現実社会を予言したテーマだと感じました。
コラムの内容をブログに書きたいところですが、諸事情があり申し訳ございません。是非、この映画をご覧になり、できればパンフレットをお読みいただければうれしいです。
さて、この劇場用パンフレット。
最近の映画のパンフはよく知らなかったのですが、これほど進化しているとは驚きました。
主演の長瀬智也のインパクトある表紙とスタイリッシュなブックデザイン。写真の配置や質感、文章とのバランスなど、これだけで芸術作品だと感じました。
また、さまざまな切り口から「空飛ぶタイヤ」にアプローチされていて、池井戸ファンにとってもはたまらない内容ですね。
もちろん、長瀬智也とディーン・フジオカ、高橋一生のイケメン三人衆の写真がふんだんに記載されていて、女性ファンにとって大満足できる一品となっておりまする。
現在、いろいろな事件が日々発生し、それをテレビや新聞で見るだけでもストレスがたまる今日この頃。
『空飛ぶタイヤ』のいいところは、何と言っても見終わった後の爽快感と明日から頑張ろうという元気をもらえるところですね。
現実社会に疲れた多くの人たちがこの映画を見て、元気を取り戻してもらいたいです。
…ということで、『空飛ぶタイヤ』は以下の劇場で絶賛上映中ですよ。
作品の満足度に関しては保証いたします。
皆さま、是非、ご覧いただければ幸いです。できれば、劇場用パンフレットもお得感満載ですので、よろしくお願い申し上げます。
永嶋 信晴
劇場情報
http://soratobu-movie.jp/theaters.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月15日 15時27分59秒
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