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2019年06月19日
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カテゴリ:国内旅行365

こんにちは。

 

これまで多くの方に読んでいただいた「​おもしろ歴史ウォーキング 東京編​」



 

それは、こちら​。

 

アマゾンの国内旅行ガイド部門で、何度も1位を獲得することができました。

 

ご支持していただいた読者さまのおかげと、心より感謝しております。

 

さて、この本の続編となる「東京編2」が近々、発売されることになりました。

 

今回の本は、まだ制作中ですが、シリーズ最高の文字数になる予定です。

 

歴史好き、ウォーキング好きな方はもちろん、花好きの方にも喜んでいただける内容になるのではないか、と…。

 

手前味噌になりますが、テーマもバラエティに富んでおり、個人的にもなかなか興味深い内容です。

 

このままほっておくと、自らハードルをどんどん上げてしまいそう。

 

…ということで、久しぶりにシリーズ第1作の「​おもしろ歴史ウォーキング 東京編​​​​」からのネタです。

 

今回、ご紹介するのは、第9章の「 東京23区は、緑が増殖中!神田川近くの魅力的な公園めぐり 杉並区・世田谷区 」から。

 

それでは…。

 

1.意外と緑が多い東京23

 

一般に、東京23区は、高層ビルや住宅、アパート、町工場が混然としたカオスの街だと思われがちです。確かに、昭和の頃は、小さな家がごちゃごちゃと建ち並び、町工場が大きな音を立てて操業していた風景を覚えています。

 

ただ、最近の東京を歩いて感じるのは、意外に緑が多いということ。そう思うようになったのは、ここ十年くらいですかね。都心の再開発が進み、高層ビルがどんどん増えていますが、街が上に伸びるのに比例して地面の隙間が広くなっているのです。その空いた空間に木や草が植えられているのですな。

 

今回歩くのは、昔と比べると劇的に触れ合える緑が増えている場所ですが、意外と上には伸びていないのですよ。それはなぜか。その理由を体感すべく、真夏の猛暑の中、出かけることにしました。

 

2.芸術家と文化人の街だった永福町

 

ウォーキングのスタートは、京王井の頭線の永福町駅。井の頭線は、吉祥寺や下北沢などへ行くとき利用しますが、この駅で降りた記憶はないような。

 

改札口を出ると、『冬の像』と名付けられた彫刻がありました。





 かつて、この近くに住んでいた彫刻家の佐藤忠良の作品らしい。モデルは弟子の彫刻家なのですか。




 

彫刻の近くのパネルには、かつてこの周辺に、多くの画家や彫刻家のアトリエがあったと書かれていました。また、国木田独歩の次男で榎本武揚の孫にあたる彫刻家の佐土哲二や千田是也、森光子、池部良などの俳優、文学者の佐藤朔や中井英夫もこの周辺に住んでいたらしい。ちなみに、私が知っている名前の勝敗は、5勝3敗でしたね。

 

それはともかく、この周辺に有名な芸術家や文化人が居住していたのは、それだけの魅力があったのでしょう。その理由にも触れてみようと、永福町駅の北口から歩き始めます。

 

 

3.将軍手植えの松と駅と町名の由来になったお寺

 

住宅街をテクテク歩き、まず向かったのは、和泉熊野神社。





 熊野と言えば和歌山県ですな。解説板によれば、この神社は鎌倉時代の創建で、紀州の熊野神社の分霊を祀ったのが始まりらしい。その後、後北条氏や徳川将軍家とのかかわりも伝えられているそうですね。

 境内の松の大木は、徳川家光が鷹狩りの休息の際、手植えしたものだと言われておりまする。





 (写真をまっすぐにする方法がわからないので失礼します。もちろん本の中では、正しい方向で掲載されています)


 そう思ってみると、確かに松から後光がさしているように感じられるのでした。


 和泉熊野神社を出て、近くを流れる神田川に沿って歩きます。





 ここまで来ると、神田川もかぐや姫のヒット曲の雰囲気と違います。もっとも、新宿区のあたりの神田川も、今はセレブな景観になっていますが…。

 神田川から離れた住宅街の中にあるのが、永福稲荷神社。





解説板には、享禄3(1530)に永福寺の開山秀天和尚が、近くにある永福寺境内の鎮守として、伊勢外宮より豊受大神を勧請したと書かれていました。明治維新後、永福寺から分離して今日に至っているとか。

 

 永福寺とは、もしかして永福町駅と町名の由来になったお寺かも、と思って歩いていると、道に「永福寺」と書かれた石柱が…。





 当初のウォーキングコースから外れますが、足を延ばしてみることにします。そこからお寺までは住宅街の道をかなり歩きました。おそらく、石柱から現在のお寺までの広大なスペースは、かつての境内だったのでしょうね。門や本堂はコンクリート造りですが、駅名の由来になったお寺の威厳は感じられました。




 本尊は十一面観音像で、脇の不動、毘沙門両像とともに、鎌倉時代の仏師快慶が制作したと伝えられているそうです。ちなみに、開創は大永2年(1522)と言われているらしい。





今は住宅街の中に埋もれるようにあるお寺ですが、現在、永福町駅を利用している人は、このお寺のことを知っているのかなと思いました。


4.新品感が半端ない下高井戸おおぞら公園

 

再び神田川に戻り、川沿いの遊歩道を上流に向けて歩きます。やがて左手に、広々とした公園が見えてきました。





 今から何十年も前に、下高井戸周辺に来たことがありますが、こんな広い公園があったのは記憶にないですな。下高井戸おおぞら公園という表示があります。


 

 

 それにしても、この広さと新品感は半端ないっす。後で調べてみたら、ここにはかつて東京電力の総合グラウンドがあったのですか。当時は、野球場やテニスコートなどがあったらしい。

 

東日本大震災の際発生した福島第一原子力発電所の事故の後、杉並区にこの土地が売却されたのですね。その後、暫定的に「遊び場」として運用され、20174月に再整備されて開園されたとのこと。

 

新しい公園はきれいで清潔感があるけれど、木々が若すぎて木陰が全くと言っていいほどありませぬ。もう少し涼しくなったらまた訪れてみようと思いました。

 

神田川の遊歩道をさらに歩いていくと、鎌倉橋の解説板が立つ橋がありました。






 鎌倉街道にかかる橋で、鎌倉から室町時代の人々がよく利用したらしい。今は何の変哲もない橋ですが、歴史を知ると見るポイントが変わって面白い。


5.いきなり登場する縄文人に驚く塚山公園

 

鎌倉橋のすぐ近くにあるのが塚山公園。





 旧街道、川、丘の三点セットがあると城ヲタクとしては城跡をイメージしてしまいます。ただ、この高低差では城や砦は無理でしょうね。

 

その代わり、この公園には歴史ファンが喜ぶ遺跡があるのでした。それは、縄文時代中期の住居跡20軒が発掘された環状集落の跡。




 

  (以下略)

 

このあと、竪穴住居から、いきなり登場する縄文人に腰を抜かしそうになったのです。

 

個人的には、お化け屋敷より驚きましたね。さすがに、悲鳴を上げるだけは必死にこらえましたが…。

 

なんとか、気持ちを入れ替えて、次の目的地へ。手つかずの自然なのにセレブな雰囲気が漂う三井の森公園や2代将軍のガチョウ?に出会える将軍池公園などを巡りました。

 

どちらの公園も、新しくピカピカで、清潔感にあふれていましたね。




 

東京に長く暮らしている人も、最近の公園のアメニティの変化には驚くのではないでしょうか。

 

歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、​​こちら​​をご覧ください。

 

​​おもしろ歴史ウォーキング 東京編​​」

 



 

(参考)

目次より

 

第1章 オシャレな街・南青山にある根津美術館と岡本太郎記念館 東京都港区
1.オシャレな街・南青山にある二つの美術館
2.岡本太郎のアトリエ兼住居のあとに作られた岡本太郎記念館
3.リビングや庭に、個性的な作品がいっぱい
4.2020年東京オリンピックの新国立競技場と同じ設計者の根津美術館本館
5.根津美術館八景が楽しめる庭園

第2章 高尾山麓に広がる東京屈指の観梅スポット・高尾梅郷 東京都八王子市
1.都内屈指1万本の梅の花が咲く高尾梅郷
2.武田と北条の戦いの舞台になった廿里砦
3.高尾山を借景にした庭が素晴らしい駒木野庭園
4.のどかな川辺の景観と梅の花がコラボで楽しめる遊歩道梅林
5.関所梅林には、江戸時代の関所の吟味の様子を伝えるアイテムがある
6.天神梅林からは、天空の中央フリーウェイが見える?
7.梅と鉄道、高速道路のコラボの景観が楽しめる荒木梅林
8.高尾梅郷一押しの絶景スポット木下沢梅林

第3章 駅からのアクセス抜群の戦国の城跡と日本のシルクロードを歩く 東京都八王子市 
1.東京の城跡のメッカ・八王子市
2.戦国時代の城跡の防御施設を体感できる
3.癒しのアイテムがいっぱいの片倉城址公園
4.東京にもシルクロードがある
5.心霊スポットとしても有名な道了堂跡
6.石垣に囲まれたお屋敷跡にある絹の道資料館

第4章 野球ファン必見の野球殿堂博物館と無料で大都会を一望できる文京シビックセンター 東京都文京区
1.社会人女性のワンダーランド・ラクーア
2.野球ファン必見の野球殿堂博物館
3.過去や現役の有名選手たちのユニホームがいっぱい
4.日本野球の発展に貢献した人たちを称える野球殿堂
5.現役の一流投手と対戦できる
6.無料で、東京の大パノラマが楽しめる文京シビックセンター展望ラウンジ

第5章 徳川家康の生母の菩提寺・伝通院と水戸光圀ゆかりの名園・小石川後楽園を歩く 東京都文京区
1.文京シビックセンターの下に広がる礫川公園と東京都戦没者霊園
2.徳川家康生母の菩提寺・伝通院
3.徳川光圀ゆかりの小石川後楽園
4.東京の中心地に残る深山幽谷の風景
5.後楽園を代表する景観・円月橋と水戸家ゆかりの梅林

第6章 八王子城の巨大さを実感できる小田野城と野趣あふれる戦国の山城を体感できる浄福寺城 東京都八王子市
1.曲輪の広さに驚く小田野城
2.戦国の山城の難攻不落さを体感できる浄福寺城
3.山登りというより、スポーツクライミング
4.何本も別れた尾根に曲輪や堀切、土橋、土塁などの遺構が残る
5.八王子のラビリンス・浄福寺城

第7章 ノスタルジックな気分に浸れる小平・ガスミュージアムと松並木が美しい小平霊園 東京都小平市
1.ネーミングが気になる東京街道
2.ガスミュージアムで、街の灯りのありがたさを実感
3.昔の懐かしいガス機器に出会える
4.緑豊かな公園の雰囲気の小平霊園
5.都立霊園では唯一の樹木葬・樹林墓地がある

第8章 江戸から明治時代の暮らしを体感できる小平ふるさと村と緑道沿いの公園めぐり 東京都小平市
1.様々な季節の景観が楽しめる狭山・境緑道
2.小平ふるさと村は、個性的な古建築がいっぱい
3.現存する郵便庁舎のなかでももっとも古い建物のひとつがある
4.江戸時代の農民の暮らしを実感できるアイテムがいっぱい
5.玄関部分だけでも、今の住宅より広い?
6.開拓民の過酷な暮らしを実感できる復元住宅

第9章 東京23区は、緑が増殖中!神田川近くの魅力的な公園めぐり 杉並区・世田谷区 
1.意外と緑が多い東京23
2.芸術家と文化人の街だった永福町
3.将軍手植えの松と駅と町名の由来になったお寺
4.新品感が半端ない下高井戸おおぞら公園
5.いきなり登場する縄文人に驚く塚山公園
6.手つかずの自然なのにセレブな雰囲気が漂う三井の森公園
7.2代将軍のガチョウ?に出会える将軍池公園







最終更新日  2019年06月19日 14時09分55秒
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