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ビジネス便利屋兼ライター 永嶋信晴のブログ

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2020年03月14日
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カテゴリ:国内旅行365

こんにちは。

 

新型コロナ肺炎は、ますます大変なことに…。

 

例年のこの時期は、どこへお花見に行こうかと考えている頃です。ところが、今年はそんな浮ついた気分になれませぬ。

 

それでも、完全防備で、桜が咲いている様子は確認したいと思っています。

 

個人的には、桜の花の下で、お酒を飲みながら楽しんでいる人たちを眺めるのが好きなのですよ。

 

今年は自粛モードなので、そんな平和な風景を見ながら歩くことはできないでしょうね。

 

そこで、安全なネット上で、ウォーキングを楽しんでいただこうと、新刊「​おもしろ歴史ウォーキング 東京編3​​​​」からのネタです。




 

今回、ご紹介するのは、第8章の「歴史ファン必見! 昔の東京へタイムスリップできる江戸東京たてもの園 東京都小金井市」。

   

諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。

 

すべての記事は、​こちら​​ですよ。

 

是非、本書もご覧いただければ幸いです。

 

 調べてみたら、江戸東京たてもの園も、新型コロナウイルスの影響で臨時休園しているみたい。 今回のウォーキングは、新型コロナ肺炎が世の中に存在しなかった頃に行きました。

 

この頃のように、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。 

 

1.上野公園の1.4倍の広さの小金井公園

 

今回行ったのは、「江戸東京たてもの園」。

 

東京都小金井市と一部が小平市、西東京市、武蔵野市にまたがる広大な小金井公園の中にあり、江戸時代から昭和初期の建物が建ち並んでいる野外博物館。古い建物大好き人間としては、是非、訪れねばなりませぬ。

 

…ということで、JR中央線武蔵小金井駅から小金井公園へやって来ました。

 

実は何度も来たことのある場所ですが、公園は相変わらず広い。広さは、なんと77ヘクタール。同じ都立公園でも、日比谷公園の4.7倍、上野公園の1.4倍もあるのだとか。

 

もとは、昭和15年の紀元2600年記念事業で計画された小金井大緑地。そして、昭和29年小金井公園として開園したらしい。もちろん日比谷公園や上野公園より新しい公園なのですな。

 

サラリーマンやOLが昼休みに弁当を食べていないし、池にボートもない。少々の家族連れがやって来ても、軽く収容しきれてしまう所がこの公園の魅力かもしれませぬ。

 

小金井公園の西に江戸東京たてもの園の入り口がありました。入り口のビジターセンターと呼ばれる格調のある建物は、旧光華殿。昭和15年に、紀元2600年の記念式典用に皇居前に建てられた式殿であったそうな。

 

一般の入場料400円を支払って中に入ると、旧石器時代から江戸時代までの考古資料、歴史資料の展示室がありました。

 

2.昔の東京のハイカラな暮らしが実感できる

 

一通り眺めてからいよいよ今日のメインイベント、屋外展示コーナーへ。まず目の前にある比較的新しい建物から見学することにしました。

 

まず入ったのが、「田園調布の家」。田園調布の草創期は、こんな家が建っていたのですね。




 

平屋の洋風建築ですが、居間を中心に食堂や寝室、書斎が配置されてとても使いやすそう。和室と洋間の折衷の「文化住宅」と違って、全室洋間なのもハイカラですね~。

 

隣に立っているのが、建築家の前川國男邸。




 切妻屋根のモダンな建物ですが、戦時中に建てられたというから驚きです。書斎の開放感いっぱいの窓がいいですな。




 

一見、昔のホテルのようにも見えるこの建物は、「常盤台写真場」。




いわゆる写真館なのですな。

 

二階がスタジオみたいになっていて、天井や側面の窓から日が一杯に入って明るいのが印象的でした。当時は照明設備が発達していないので、太陽光を最大限取り込もうとしたのでしょうね。

 

一階の住宅部分は、和室が多く、そのアンバランスなところも興味深かったです。


 「常盤台写真場」の向かいにある豪壮な日本建築はどちらのお宅?と思ったら、なんとあの財閥三井家の邸宅なのでした。





 昭和27年に建てられたそうですが、客間と食堂は京都にあった建物を移築したそうですね。当時はもっと広かったのでしょうが、家具やシャンデリアなどの設備は、さすが三井家だと思いました。


 

 

でも、二階のご当主と奥様のお部屋はそれぞれ六畳間。ご当主は、和室にベッドでお休みになっていたそうですが、なんとも狭そうな雰囲気でした。

 

広いからゴージャスという訳ではないと思いますけど、奥様の趣味の部屋が二畳ですからね。狭いと落ち着くのは、貧乏な私にも納得できますが、そのココロはどうなのかわかりませぬ。

 

和風の豪邸の近くにあるのが、オシャレな洋館のデ・ラランデ邸。



 

元は平屋建ての洋館だったものを明治43年頃、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより三階建てとして増築されたらしい。

 

この建物は、平成11年まで新宿区信濃町に建っていたそうなんですよ。信濃町周辺には昔よく行ったので、目に入っていたのかもしれませんね。

 

3.江戸時代の民家がいっぱい

 

新しめの家を見た後、江戸時代の家屋をまわりました。

 

八王子千人同心組頭の家、農家の綱島家と吉野家の江戸時代の民家。土間と座敷がある基本的な間取りは、どこも大差はないみたい。






 

最初、「吉野家」と聞いて腹が減っていた私は喜んだのですが、牛丼も豚丼も売っていませんでした。

 

 

(以下、「おもしろ歴史ウォーキング 東京編3」に続く)

 

この後、たてもの園のセンターゾーンと東ゾーンへ。

 

こちらでは、2・26事件の舞台になった高橋是清邸が見学できます。



 

是清が暗殺された二階の部屋も残されており、歴史の舞台に立ったような重みを感じました。

 

また、大正時代に作られた旧大名家の門と江戸時代の名主の家の豪華さには驚かされましたね。

 

東ゾーンの昔の商家や銭湯、居酒屋などの古い家並みも素晴らしい。中高年は、ノスタルジックな気分を味わうことができます。



 

特に、足立区にあった銭湯は、男湯と女湯の間の仕切りの低さに注目です。当時より日本人の身長が伸びたのを実感させられたのでした。 

 

東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、​​こちら​​をご覧いただければ幸いです。

 

​​おもしろ歴史ウォーキング 東京編3​​




 

(参考)

目次より
第1章 江戸時代の風情が残るだけではない 理学、音楽の歴史にも関係が深い街・神楽坂を歩く 東京都新宿区
 1.今も古い町名が残る飯田橋・市ヶ谷周辺
 2.江戸城の巨大さを体感できるスポットがある
 3.夏目漱石の「坊ちゃん」の母校がある
 4.物理学校時代の木造校舎を模した「東京理科大学近代科学資料館」
 5.「現代邦楽の父」と言われる宮城道雄の記念館がある
 6.住宅街に埋もれてしまった牛込城
 7.神楽坂の代名詞となっている石畳の小道

第2章 歴史上の有名文化人ゆかりの場所を歩き、完成したばかりの漱石山房記念館へ 東京都新宿区
 1.独特の応援風景が記憶に残る熊谷組野球部
 2.「金太郎」の作曲者の石碑がある筑土八幡神社
 3.2011年度グッドデザイン賞を受賞した赤城神社
 4.若き日の尾崎紅葉と泉鏡花が暮らした街
 5.東大のルーツとなる学校を作った? 一族が眠る墓地
 6.数学の大家と戦前の大女優が眠る場所
 7.夏目漱石の旧宅跡に作られた「漱石山房記念館」

第3章 未来都市・二子玉川にある歴史的建築物とセレブな農村風景をめぐる旅 東京都世田谷区
 1.再開発で、昭和の風景が一新した二子玉川
 2.人気のパワースポット・地下霊場のある玉川大師
 3.国分寺崖線上に立つ豪邸・旧小坂家住宅
 4.綾辻行人の館シリーズに出て来そうな洋館の静嘉堂文庫
 5.東京で古い農家の暮らしを体感できる岡本民家園
 6.かつての暴れ川の近くにある大蔵の鎮守と古刹
 7.昔の世田谷の農村風景を満喫できる次大夫堀公園
 8.成城学園駅の近くに深山幽谷の世界が

第4章 アカデミックな気分で、日本の近代政治の舞台になった御殿や世界的建築家設計の大聖堂を歩く 東京都文京区
 1.ヨーロッパの由緒ある広場をイメージした彫刻がある
 2.名門国立大学の跡地にある教育の森公園
 3.江戸時代のベストセラー作家と徳川幕府最後の将軍ゆかりの土地
 4.日本の近代政治の舞台になった御殿がある
 5.世界的建築家が設計した東京カテドラルマリア大聖堂

第5章 村上春樹、松尾芭蕉ゆかりの場所と知る人ぞ知る美術館、美しい日本庭園をめぐる美術・文学散歩 東京都文京区
 1.名門出版社の社長が集めたコレクションが魅力の野間記念館
 2.大ベストセラーの舞台になった寮がある
 3.けわしい胸突坂には文化スポットがいっぱい
 4.現場監督?時代の松尾芭蕉が暮らした関口芭蕉庵
 5.見事な景観が無料で楽しめる新江戸川公園
 6.日本の自然と史跡めぐりがコラボで楽しめる椿山荘庭園

第6章 ストレス解消に最適! 癒しスポット満載の板橋区高島平周辺を歩く 東京都板橋区
 1.都営地下鉄ワンデーパスを利用したお得旅
 2.D51や都バス、ミニSLが無料で見放題の城北交通公園
 3.国民栄誉賞を受賞した冒険家の生涯がわかる植村冒険館
 4.かつての農村風景をイメージできる散歩道に現れる見どころの数々
 5.創建千年以上、板橋区最古の神社・徳丸北野神社
 6.迫力ある水車とユニークな案山子が魅力の水車公園
 7.城跡や大噴水、グランドなど見どころ満載の赤塚公園
 8.日本最初の西洋式砲術調練が行われた場所にある徳丸ヶ原公園
 9.格安料金で、熱帯のジャングルにワープできる熱帯環境植物園

第7章 開運祈願! 東京メトロ1日乗車券で行く、東京レトロな神社仏閣めぐり 東京23
 1.東京にある日本各地の御利益スポットを激安でめぐる旅
 2.「高輪結び大師」と親しまれる高野山東京別院
 3.「東京のお伊勢様」と親しまれる東京大神宮
 4.「関東の金毘羅さん」と親しまれる金刀比羅宮東京分社
 5.落語の「王子の狐」の舞台としても有名な王子稲荷神社
 6.都内最古の富士塚がある鳩森八幡神社
 7.日本の学校教育発祥の地・湯島聖堂
 8.商売の縁結びをもたらす、江戸の総鎮守・神田明神
 9.災難を除き、波を乗り切るご利益のある波除神社

第8章 歴史ファン必見! 昔の東京へタイムスリップできる江戸東京たてもの園 東京都小金井市
 1.上野公園の1.4倍の広さの小金井公園
 2.昔の東京のハイカラな暮らしが実感できる
 3.江戸時代の民家がいっぱい
 4.2・26事件の舞台のひとつ、高橋是清邸がある
 5.大正時代の大名家の門と江戸時代の名主の家
 6.昔の商家、銭湯、居酒屋などが古い町並みとして残る

第9章 近くて遠い高級住宅地・田園調布は、巨大古墳と大ヒット曲ゆかりの場所がコラボで楽しめる 東京都大田区
 1.イギリスの田園都市構想を参考に開発
 2.下町と高級住宅地、どっちが住みやすい?
 3.多くの文化人、有名人の家がある
 4.カモもセレブに見えてしまう宝来公園
 5.田園調布には都内有数の古墳群がある
 6.時代によって古墳の大きさの変化が興味深い多摩川台古墳群
 7.多摩川台公園の思い出
 8.古墳の上にある富士浅間神社
 9.昭和の子供たちの歓声が聞こえてきそうな静かな公園
 10.江戸時代の大プロジェクト・六郷用水
 11.桜と福山雅治の曲でも有名な桜坂
 12.古墳の石室が見られる鵜の木松山公園

 






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最終更新日  2020年03月14日 13時52分17秒
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