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ビジネス便利屋兼ライター 永嶋信晴のブログ

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2020年03月28日
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カテゴリ:国内旅行365

こんにちは。

 

新型コロナ肺炎との戦いは、ますます長期戦の様相を呈してきました。

 

この週末、お花見シーズンのど真ん中での外出の自粛とは、仕方ないのはわかっていても気分が落ち込みます。

 

戦国時代の籠城戦では、将兵の士気を維持することが戦いに勝つポイントだったとか。 

​​​

​そこで、安全なネット上で、ウォーキングを楽しんでいただこうと、「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2​​​​」からのネタです。​​





 

今回、ご紹介するのは、第9章の『 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と23区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池に至る桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区 』

 

諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。

 

すべての記事は、​こちら​​ですよ。

 

是非、本書もご覧いただければ幸いです。

 

桜を見てストレスを発散し、免疫力を高めましょう。

 

取材した頃のように、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。 

 

 

1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園

 

今回は、東京都の目黒区、品川区、大田区を歩きます。城南地域とも呼ばれるこの辺りは、閑静な住宅街の中に、古刹や鎮守の森、教会などの癒しスポットが点在しています。しかも、この時期は桜が至るところで見られるのですよ。

 

行った日はあいにくの曇り空でしたが、逆に紫外線の心配はなさそう。雨さえ降らなければ、快適なウォーキングが楽しめるおすすめコースですね。

 

ウォーキングのスタートは、東急東横線学芸大学駅。東横線の線路際を都立大方面に歩いて行くと、右手に池のある広い公園が現れます。

 

ここが碑文谷公園。



 

中央にある大きな池は弁天池と言って、昔は碑文谷村の水田灌漑用のため池だったとか。今は高級住宅街や商店街となっていますが、ここら一帯はかつて水田だったのですな。



 

暖かくなったら、池でボート遊びもできます。私も子供の頃、何度か友人とボートを乗りに来たことを思い出しました。




 また、「こども動物広場」もあって、ウサギ・モルモット・犬などと触れ合えたり、ポニーに乗ったりもできるのですね。





 池には小島があって、赤い太鼓橋でつながっています。そこにはお約束の神社があって、池の景観に華を添えていました。




 

それにしても、池に張りだした桜は絵になりますな。



 

昔はこれほど広くなかった記憶があり、調べてみたのですよ。すると、2001年に公園に隣接してあった銀行の碑文谷グラウンドを公園用地として取得したことがわかりました。現在は、野球場やテニスコート・体育館も備えた大公園になったのですな。



 

やはり、1年の内で公園が一番美しいのは、桜が咲く4月でしょうか。花粉が飛ばなければ最高なのですが…。

 

2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園

 

 目黒通りのイオンスタイル碑文谷店でウィンドウ・ショッピングを楽しんだ後、桜並木が美しい住宅街を歩いて行くと、竹林で覆われた公園があります。





 

 ここが、すずめのお宿緑地公園。




 この辺りは昔、竹林が多く、昭和の初めごろまでタケノコの産地としても知られていたらしい。






 竹林にはすずめがたくさん住んでおり、一帯は「すずめのお宿」と呼ばれていたそうな。当時の面影を伝えようということで作られたのですね。



 

 

園内には、この辺りにあった江戸時代中期に作られた古民家を移築・復元してあり、当時の農村風景をイメージすることができました。

 

3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会

 

公園を出て、再び住宅街をテクテク歩くと、目の前に見事な教会が現れました。




 高さ36メートルの鐘塔を備えたロマネスク様式の大聖堂。1954年にサレジオ会によって建立されたので、サレジオ教会と呼ばれています。




 この教会の前に、かつてマスコミが大挙して訪れたことがありました。神田正輝と松田聖子が当教会で挙式をあげたとき、この入り口の前で二人が立っていた光景を昨日のことのように思い出しました。



 

 

松田聖子は当時、この近くに住んでいたのを知っています。この前を通ったとき、いつかこちらの教会で結婚式を挙げたいと思ったのかもしれませんね。

 

4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社

 

サレジオ教会の前の道を歩いて行くと、桜並木が美しい神社の参道に出ます。






 ここは碑文谷八幡宮といって、長い参道と広い境内が魅力の古社。





 創建年代はわからないそうですが、鎌倉時代に源頼朝の家臣・畠山重忠の守護神を当地に住んでいたその家臣が祀ったのが始まりだとか。



 これまで数えきれないほど訪れていますが、ここはいつ来ても、静か。広い境内は掃き清められて、清々しい気持ちで参拝できます。



 

実は、この神社に、この辺りの地名「碑文谷」のルーツになったと言われる石があるのですよ。それがこの石。

 

 

 高さは約75cm、横は最大約45cm、厚さは約10cm。石の中央には大日如来を示す梵字が刻まれ、左には勢至菩薩、右には観音菩薩を示す梵字が刻まれておりまする。碑文を彫った石がある谷ということで、「碑文谷」という地名が生まれたと言われています。



 

碑文が刻まれたのは、室町時代頃らしい。昭和の初めごろはまだ農村風景が残っていたそうですが、室町時代はこの土地はどんな雰囲気だったのだろうとイメージが膨らみます。

 

5.23区内最古の木造建築がある円融寺

 

碑文谷八幡神社の近くには、室町時代の重要文化財の建築物が残る円融寺があります。自宅からここまで、30分以上歩く必要があるのですが、このお寺の存在を知ったのは小学校のときでした。

 

祖父が、この道をずっとまっすぐ行くと突き当りに立派なお寺があるよ、と教えてくれたのです。それを確かめようと、延々歩き続けた日を思い出します。地図もなにもなくて、一種の冒険でしたね。

 

ノスタルジックな気分になりつつ、新たな気分でお参りして行くことにしました。




 山門と桜のコラボが美しい。





 仁王門は目黒区指定文化財。中に安置されている木造金剛力士(仁王)像は1559年の作というから室町時代と言いますか、戦国時代と言いますか。ちなみに仁王像は、東京都指定有形文化財です。




 そして、その先にある建物が国指定重要文化財の釈迦堂。なんと、東京23区内で一番古い木造建築なのだとか。



 

 



素朴な概観ですが、入母屋造り屋根の曲線が美しい。とくに、屋根の四隅が絶妙のバランスでぴょんと立っているのが良いですね。いつ見ても、美しい建物だと惚れ惚れと眺めてしまいました。




 時代を隔てて、現代まで残る建物は皆、デザインが秀逸だと感じます。どの時代の人たちも、この美しさに魅かれ、建て直そうとは思わないですよね。


 

 
 昔から比べると、建物の裏には桜が植えられ、見事な花が咲くなど整備されて綺麗になりました。ただ、この釈迦堂は、周りがどんなに美しくなっても負けておりませぬ。満開の桜と競い合っている姿は、ベテランの存在価値を高めてくれているようで勇気をもらったのでした。

 

 

6.桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通り

 

京都や鎌倉の古刹に劣らない静謐な境内が魅力的な円融寺の門前近くにあるのが立会川緑道。




 立会川は、東京都目黒区から品川区を通り、東京湾に注ぐ、全長7.4kmの川。水源地は、先ほどご紹介した碑文谷池とその近くにある清水池です。現在はそのほとんどが暗渠になっていますが、私が子供の頃はまだ川面を眺めることができたのですよ。




 現在は道の中央が、桜が植えられた遊歩道になっておりまする。満開の桜を眺めながらのウォーキングは最高の贅沢ですね。



 

緑道を歩いて行くと東急目黒線の西小山駅があります。ここから中原街道まで約1キロは、西小山桜並木通りと呼ばれ、道路の脇に百本以上の桜が植えられており、品川百景の一つにもなっています。




実はこの道は、昔、通勤に利用していたのですよ。毎年、この季節は桜のトンネルを通る楽しみがありました。




 この公園で、コンビニで買ったコーヒーを飲みながら一服したり、鉄棒でぶら下がり健康法を実践したり…。






 

現在、毎日、地獄の満員電車で通勤している者としては、あの頃が懐かしく感じる今日この頃です。

 

7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社

 

並木通りや公園の桜を堪能した後向かったのは、小山八幡神社。小山八幡神社の由緒は、1030年頃に源頼信がこの地に氏神として奉ったのが始まりであると言われているらしい。



 

この辺りの地名は小山というのですが、その由来になったと言われている場所です。小高い丘になっているからなのですが、調べてみたら古墳の跡とも考えられるのですか。



 

半世紀もこの近くに住んでいるのに知らなかったですよ。舌状台地の先端に当たるので、お城があってもおかしくない場所ですが…。

 

ここは、品川百景の一つになっているそうで、境内からは都心方面を眺めることができました。




 以前、晴れた日に、この場所から、東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見えたのを覚えています。距離の関係で、どちらも同じに高さに見えることを発見したのです。

 

今回も見ようと思ったのですが、雲っていたからか、新しくマンションが建ったためか、見ることができませんでした。



 

境内には椎の大木があり、この椎の木は品川区指定文化財になっているのだとか。

 

8.千束と洗足にまつわるエトセトラ

 

桜の大木が点在する住宅街をテクテク歩き、環状七号線を渡り、東急大井町線の北千束駅の踏切を越えてしばらく行くと洗足池があります。



 

この近くは、千束と洗足、呼び方は同じでも、二つの書き方があって紛らわしいですね。駅は北千束駅と洗足駅があり、大田区の北千束と南千束、目黒区には洗足という地名がありまする。

 

ちなみに「千束」(せんぞく)という地名の由来は、この辺りがかつてお寺の免田で、千束分の稲の税が免除されていたとする説などがあるそうです。洗足池は、のちに日蓮上人が、池のほとりで休息し足を洗ったという言い伝えから名づけられたと言われているそうな。

 

9.都内有数の桜の名所・洗足池

 

洗足池は、都内屈指の広さを有する淡水池で、その周辺は大田区立公園になっていています。しかも、都内有数の桜の名所で、この時期は多くの人たちがお花見に訪れていました。




 

 

(以下、「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2​」に続く)

 

この後、城南屈指のお花見スポットである洗足池の桜を満喫します。

 

この周辺は、勝海舟や西郷隆盛、日蓮上人ゆかりの歴史スポットも多く、見どころが目白押しですね。

 

東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、​​こちら​​をご覧いただければ幸いです。

 

「​​おもしろ歴史ウォーキング 東京編2​​​」




 

 

(参考)

目次より

第1章 赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園 東京都目黒区・渋谷区

1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂

2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園

3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい

4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館

5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎

6.渋谷にも古墳がある

7.オシャレな町にある大正時代の名建築・旧朝倉邸

8.西郷さんゆかりの西郷山公園と菅刈公園

9.目黒には、現代のバビロンの空中庭園がある

 

第2章 都内随一といわれる藤の名所・亀戸天神と大正時代の古民家を巡る 東京都江東区・墨田区

1.亀戸のカメにまつわるエトセトラ

2.駅前に立つガメラとラドンが合体?したモニュメント

3.銭形平次御用達?の工場跡がある

4.都内随一の藤棚が満開の亀戸天神

5.由緒ある寺院と下町散歩が楽しめる

6.エコライフの先駆けだったすみだ環境ふれあい館

7.江戸時代の農家と町屋の姿を合わせもつ旧小山家住宅

8.存在感のある亀戸大根の碑が立つ亀戸香取神社

 

第3章 新選組副長土方歳三も訪れた都内に現存する唯一の本陣・日野宿本陣  東京都日野市

1.新選組の故郷として注目を集める日野

2.峠の茶屋のような駅舎が魅力の日野駅

3.都内に現存する唯一の本陣の建物がある

4.土方歳三が昼寝をしていた部屋がある

5.新選組の少年隊士をかくまっていた部屋がある

6.明治天皇が行水に利用された桶がある

7.新選組のルーツの場所のひとつ・日野宿本陣の道場

8.大河ドラマの新選組配役にまつわるエトセトラ

 

第4章 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市

1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社

2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある

3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺

4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館

5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館

6.昔からイケメンぶりが評判だった土方歳三

7.石田地区は、土方家がたくさん

8.土方歳三の菩提寺は、関東三不動の一つ高幡不動

9.八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址

 

第5章 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車観光スポットの定番がてんこもり!  魅惑の世田谷紀行

1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている

2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり!

3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線

4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社

5.世田谷区にまつわるエトセトラ

6.400年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市

7.重要文化財の代官屋敷がある

8.住宅街に痕跡が今も残る巨大城郭・世田谷城

9.井伊直弼の墓がある招き猫でも有名なお寺とは

10.世田谷城主・吉良家の墓がある勝光院

 

第6章 住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園と多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市

1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市

2.名主の善政を伝える碑と蔵がある

3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社

4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺

5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景

6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館

7.武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林

8.西東京市の公園はどこも緑がいっぱい

9.外から楽しみたい西東京のシンボル・スカイタワー西東京

10.平成253月に全面リニューアルされた多摩六都科学館

11.ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムがある

 

第7章 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師が手掛けた水門を巡る旅 東京都北区

1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい

2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門

3.鉄道ファンに人気の神社がある

4.都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園

 

第8章 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区

1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園

2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景

3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観

4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備

5.江戸の百名山に数えられた山がある

 

第9章 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と23区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池にいたる極上桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区

1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園

2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園

3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会

4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社

5.23区内最古の木造建築がある円融寺

6.桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通り

7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社

8.千束と洗足にまつわるエトセトラ

9.都内有数の桜の名所・洗足池

10.勝海舟のお墓がある

11.洗足池は歴史スポットもいっぱい

12.すっぽんも住む洗足小池






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最終更新日  2020年03月28日 14時05分01秒
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