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ビジネス便利屋兼ライター 永嶋信晴のブログ

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2021年01月09日
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カテゴリ:国内旅行365

 こんにちは。

 

本日は、歴史ウォーキングシリーズの第1作「​​​おもしろ歴史ウォーキング 東京編​​​​​​」からのネタです。


 東京編はすべてご紹介したと思っていたのですが、まだ在庫が残っているのに気付きました。

 

 …ということで、今回ご紹介するのは、第8章の『江戸から明治時代の暮らしを体感できる小平ふるさと村と緑道沿いの公園めぐり 東京都小平市』。

 

 以前ご紹介した「第7章ノスタルジックな気分に浸れる小平・ガスミュージアムと松並木が美しい小平霊園 東京都小平市」の続きですね。

 

諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。

 

すべての記事は、​​こちら​​ですよ。

 

是非、本書もご覧いただければ幸いです。

 

ちなみに記事は、20171月に行った時のもの。取材した頃のように、何の心配もなく出歩ける日が返ってくることを祈っています。 

 

1.様々な季節の景観が楽しめる狭山・境緑道

 

今回も、東京都小平市を歩きます。小平霊園を抜け、西武新宿線の踏切を渡り、狭山・境緑道へやって来ました。



 この緑道は、多摩湖から境浄水場までの水道道路を緑化したものだとか。一直線の道が、10.5キロも続き、所どころ個性的な小公園があるのも魅力的です。



緑道と平行して、サイクリングコースがあるものいいですね。自転車で緑のトンネルを走ったら気持ちよさそう。

 

緑道をひたすら歩き、まず向かったのは、あじさい公園。

 

梅雨の時期は、1200株の青いあじさいが咲き乱れるのだとか。ところが、行った日は、冬だったのでほとんど枯れ木みたいな状態でした。



 梅雨の時期以外はあまり注目しないので、冬のあじさいはこんな状態なのだと気づきましたね。それでも、枝だけの状態から、満開の素晴らしい景色を想像するのは脳の活性化につながるかもしれませぬ。


 

再び緑道に戻り、次の目的地を目指します。自転車やランナーが多く、高齢の方たちも元気にウォーキングに励んでいる姿を見かけました。



 ジョギングしている年配の方たちはかなりのスピードで追い越して行きます。この道が付近の人たちの健康に大きく貢献していることは間違いないようで。

 

しばらく歩くと、右手に延命寺が現れました。





 徳川吉宗で有名な享保年間の創建らしい。山門の左にある庚申塔は高さ1.7メートルもあります。



 青面金剛が魔物の天邪鬼を笑顔で踏みつけて立っているのが珍しいとか。そういえば、悪役のプロレスラーも、よくこんな表情で相手にストンピングをしているなと罰当たりなことを考えてしまうのでした。

 

2.小平ふるさと村は、個性的な古建築がいっぱい

 

さらに緑道を歩き、次に向かったのが、小平ふるさと村。



ここ小平は、江戸時代初期の玉川上水の開通にともなって開発された新田村落なのだとか。当時の人たちが、水の乏しい荒野を切り開き、ようやく人が住めるようになったらしい。

 

かつては、青梅街道を初め、東西に走る各街道沿いに屋敷森に囲まれた農家が並び、街道をはさんで南北には短冊型の畑が続いていたのですね。江戸時代は、江戸の人たちへ食料を供給していたのでしょう。

 

でも最近は、スーパーやマンションが建ち並び、当時の面影が失われつつあります。そこで、古い建物を移築して、当時の生活を偲ぶツールにしようとしたのですね。

 

以前行った江戸東京たてもの園もまた、古い時代へのノスタルジーをかきたてるものでした。こちらは、見所のおもな建物が5つとかなり小規模ですが、無料なのがうれしい。

 

3.現存する郵便庁舎のなかでももっとも古い建物のひとつがある

 

まず入り口のそばにある建物が、「旧小平小川郵便局舎」。



その前には、昔懐かしい形のポストが立っていました。なんと、現役なのですか。解説板には、都内には現在250本もの丸ポストが残っており、小平は30本の丸ポストが現役で活躍していると書かれていました。


 

都内にまだ250本も残っているとは少し驚きです。今度、探してみようかと…。さすがに23区は少ないかもしれませんが…。

 

それはともかく、「旧小平小川郵便局舎」は、現存する郵便庁舎のなかでももっとも古いもののひとつだとか。明治41年に建てられたのですな。

 

木造なのはもちろんですが、板張りの事務室と電話交換室が興味深かったです。



 あとの部屋はすべて畳敷き。休憩時間、寝転がれたりできるのはいいかもしれませぬ。



その隣にあるのが、消防小屋。



 建物は復元されたみたいですが、中には昭和3年製の手同ポンプ車がありました。



 火の見やぐらや半鐘などは明治から昭和初期に製作されたものだとありました。

 

4.江戸時代の農民の暮らしを実感できるアイテムがいっぱい

 

「旧小平小川郵便局舎」の右奥にある大きな建物が、旧神山家住宅主屋。



 庄屋の建物など古い建物を見慣れている私としては、さほど大きく感じられませんでした。



 土間を除けば、「かって」と「ざしき」と「へや」と「おく」だけの構造。大きい家だと、あと二部屋トッピングされるのですが。

 

 こういう狭い家で暮らすのは、当時の暮らしは大変だったろうと思ったのです。ところが資料を見たら、延べ床面積が127平方メートルもあるというじゃありませんか。

 

100平方メートルを越えるマンションはもう豪邸の部類ですからね。広い家を狭いと思わせるあたり、なかなか奥ゆかしいのではないか、と。

 

ただ、夏は風が入って涼しいかもしれませんが、冬は寒かったでしょうね。江戸時代は、青梅が雪女の舞台になるくらい寒かったそうですからね。

 

地球温暖化が進行すれば、こういう茅葺の古い民家が結構住みやすいかも、と思いました。

 

それはともかく、庭の片隅に、面白い建物が…。



家としては狭いし、立派な茅葺の屋根からも物置としては立派過ぎる。

 

 

(以下、「​おもしろ歴史ウォーキング 東京編​​に続く)

 

 江戸時代にも、災害に対する備えがあったことに納得しました。その後、水車小屋の近くにインパクトのある建物を見つけたのですよ。


 

 なんと玄関だけの建物。だだ、それだけでも小ぶりな住宅として通用する大きさなのです。

 

母屋に向かう通路として使われていたそうですが、江戸時代の名主様の実力が偲ばれました。

 

最後に向かったのは、江戸時代初期、小川村が開発された当時に開拓民が暮らしたと思われる住宅。


 

 屋根だけでなく、壁の部分もまた茅葺で、見た目は縄文時代の住居をイメージしてしまいます。

 

しかも、中は畳の部屋がなく、細い竹を組んだ床や籾殻の上に筵を敷いて暮らしていたらしい。

 

江戸時代の初期はまだ、多くの人たちがこのような質素な住居に暮らしていたのですね。

 

コロナ禍で皆大変ですが、現代は、少なくとも暖かな暮らしができるだけでも幸せだと感じる今日この頃です。

 

古い建物に興味のある方は、是非、こちらをご覧いただければ幸いです。

 

「 ​おもしろ歴史ウォーキング 東京編​ 」




 

目次より

 

第1章 オシャレな街・南青山にある根津美術館と岡本太郎記念館 東京都港区

 1.オシャレな街・南青山にある二つの美術館

 2.岡本太郎のアトリエ兼住居のあとに作られた岡本太郎記念館

 3.リビングや庭に、個性的な作品がいっぱい

 4.2020年東京オリンピックの新国立競技場と同じ設計者の根津美術館本館

 5.根津美術館八景が楽しめる庭園

 

第2章 高尾山麓に広がる東京屈指の観梅スポット・高尾梅郷 東京都八王子市

 1.都内屈指1万本の梅の花が咲く高尾梅郷

 2.武田と北条の戦いの舞台になった廿里砦

 3.高尾山を借景にした庭が素晴らしい駒木野庭園

 4.のどかな川辺の景観と梅の花がコラボで楽しめる遊歩道梅林

 5.関所梅林には、江戸時代の関所の吟味の様子を伝えるアイテムがある

 6.天神梅林からは、天空の中央フリーウェイが見える?

 7.梅と鉄道、高速道路のコラボの景観が楽しめる荒木梅林

 8.高尾梅郷一押しの絶景スポット木下沢梅林

 

第3章 駅からのアクセス抜群の戦国の城跡と日本のシルクロードを歩く 東京都八王子市 

 1.東京の城跡のメッカ・八王子市

 2.戦国時代の城跡の防御施設を体感できる

 3.癒しのアイテムがいっぱいの片倉城址公園

 4.東京にもシルクロードがある

 5.心霊スポットとしても有名な道了堂跡

 6.石垣に囲まれたお屋敷跡にある絹の道資料館

 

第4章 野球ファン必見の野球殿堂博物館と無料で大都会を一望できる文京シビックセンター 東京都文京区

 1.社会人女性のワンダーランド・ラクーア

 2.野球ファン必見の野球殿堂博物館

 3.過去や現役の有名選手たちのユニホームがいっぱい

 4.日本野球の発展に貢献した人たちを称える野球殿堂

 5.現役の一流投手と対戦できる

 6.無料で、東京の大パノラマが楽しめる文京シビックセンター展望ラウンジ

 

第5章 徳川家康の生母の菩提寺・伝通院と水戸光圀ゆかりの名園・小石川後楽園を歩く 東京都文京区

 1.文京シビックセンターの下に広がる礫川公園と東京都戦没者霊園

 2.徳川家康生母の菩提寺・伝通院

 3.徳川光圀ゆかりの小石川後楽園

 4.東京の中心地に残る深山幽谷の風景

 5.後楽園を代表する景観・円月橋と水戸家ゆかりの梅林

 

第6章 八王子城の巨大さを実感できる小田野城と野趣あふれる戦国の山城を体感できる浄福寺城 東京都八王子市

 1.曲輪の広さに驚く小田野城

 2.戦国の山城の難攻不落さを体感できる浄福寺城

 3.山登りというより、スポーツクライミング

 4.何本も別れた尾根に曲輪や堀切、土橋、土塁などの遺構が残る

 5.八王子のラビリンス・浄福寺城

 

第7章 ノスタルジックな気分に浸れる小平・ガスミュージアムと松並木が美しい小平霊園 東京都小平市

 1.ネーミングが気になる東京街道

 2.ガスミュージアムで、街の灯りのありがたさを実感

 3.昔の懐かしいガス機器に出会える

 4.緑豊かな公園の雰囲気の小平霊園

 5.都立霊園では唯一の樹木葬・樹林墓地がある

 

第8章 江戸から明治時代の暮らしを体感できる小平ふるさと村と緑道沿いの公園めぐり 東京都小平市

 1.様々な季節の景観が楽しめる狭山・境緑道

 2.小平ふるさと村は、個性的な古建築がいっぱい

 3.現存する郵便庁舎のなかでももっとも古い建物のひとつがある

 4.江戸時代の農民の暮らしを実感できるアイテムがいっぱい

 5.玄関部分だけでも、今の住宅より広い?

 6.開拓民の過酷な暮らしを実感できる復元住宅

 

第9章 東京23区は、緑が増殖中!神田川近くの魅力的な公園めぐり 杉並区・世田谷区 

 1.意外と緑が多い東京23

 2.芸術家と文化人の街だった永福町

 3.将軍手植えの松と駅と町名の由来になったお寺

 4.新品感が半端ない下高井戸おおぞら公園

 5.いきなり登場する縄文人に驚く塚山公園

 6.手つかずの自然なのにセレブな雰囲気が漂う三井の森公園

 7.2代将軍のガチョウ?に出会える将軍池公園






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最終更新日  2021年01月09日 13時17分02秒
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