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美女・特撮・時代劇・反逆

天知茂の「美女シリーズ」、60~80年代の特撮・時代劇・ドラマ、横溝正史関連作品、
および「セーラー服反逆同盟」「スケバン刑事」「不良少女とよばれて」「スクール☆ウォーズ」などを紹介しています。2012年9月開設。

毎度お買い上げありがとうございます。
現在のタイトル画像は「さくや妖怪伝」の安藤希さんです。
2018.05.26
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カテゴリ:ドラマ
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 第2回「母の告白は嘘?」(1985年4月23日)
 の続きです。

 一方、全ての鍵を握っている静子は、六本木の盛り場をうろついていた。前回、龍作が落としていった「サウナ フレッシュ」と書かれたマッチを手掛かりに、龍作の行方を探しているのだ。

 で、マッチに書かれた住所付近で、静子の前に現われたのが、偶然にも、岡田奈々さん演じる優子だった。もっとも、そのサウナは、彼女が経営している「火の国」と同じ雑居ビルにあったので、ここで優子に会ったこと自体はさほど珍しいことではない。

 
 優子「どうなさいました?」
 静子「いえ、なんでもないんです」

 静子が十八番の発作を起こしているの見て、優子が声を掛ける。

 そのまま行きかけた静子だが、思い出したようにマッチを見せて、その店を知らないかと尋ねる。

 
 とりあえず、岡田さんの画像を貼っておこう。

 
 ちなみに、ビルにはこんな手書き風のプレートが出ているのだが、4階の「サウナ フレッシュ」の、あまりフレッシュになれそうにもない字体と、3階の「キャンパス7」の、パの○が、上に飛び出している点に注目して頂きたい。

 「スクールウォーズ」でもしばしば見られたけど、こう言うのを担当している人、あまり字がうまくないらしい。

 
 親切極まりない管理人は、その部分のアップの画像も添付しておくのだった。

 なんか、○がどこかに旅立とうとしている……。

 ……え、どうでもいいから話を進めろ? わかりました。

 龍作はその店のボイラー係みたいな仕事をしていたので、割と簡単に会うことが出来た。

 静子が、何もかも剛造に打ち明けるつもりだと言うと、18年前の秘密をネタに剛造をゆすろうとしている龍作は目の色を変えて反対する。

 
 静子「しのぶをいつまでも苦労させとくわけにはいかないんだよぉ! 私たちにはしのぶを幸せにしてやる義務があるはずだよ」

 静子、一緒に剛造に詫びてくれと頼むが、龍作がそんなことを聞き入れる筈もない。しかも、どうやら龍作は静子も知らない18年前の事件に関する秘密を抱いているらしい。

 龍作「いいか、静子、余計なことはするな、これは俺の金蔓なんだからよ」
 静子「はぁ、まだそんなこと言ってんのかい……でも、そんな野心的なあなたが好き!
 龍作「だろ?」

 途中から嘘である。

 ちなみに大映ドラマの「赤い絆」では、逆に井川比佐志さんが、高橋さんにゆすられるというか、復讐される立場だったんだけどね。

 それはともかく、何度頼んでも、龍作は静子の言葉に従おうとしない。

 が、もう長くない命とノッチ、いや、デンジャラスになっている静子は、いきなり刃物で龍作の腹をえぐる。

 
 刺した瞬間の、静子の物凄い目付き。

 
 龍作「くっ、バカヤロウ、なんてこと……」
 静子「殺してやる。しのぶの幸せの為に、あんたなんて……」

 でかいことを言う割りに、からっきし意気地のない龍作、ひたすら静子から逃げ惑うばかりだったが、そこへ優子が駆けつけ、必死に静子を止める。

 その隙に、龍作は命からがら逃げ出し、静子もまた発作を起こして倒れてしまう。

 切れ切れに剛造に会わせて欲しいと言う静子を前に、思い余った優子は、剛造の戦友である若山牧師のいる紅葉坂教会へ連れて行く。

 
 若山「わかりました、大丸には私から連絡しよう」

 
 それまで、奥の部屋で休んでいるようにと静子を促す若山。

 それにしても、優子さん、ちょっと髪の毛(カツラ)のボリュームがあり過ぎませんこと?

 
 と、そこへ突然現われたのが、路男であった。

 別に偶然ではない。偶然ではないのである!

  
 優子「路男……」
 路男「お別れに来ました」
 優子「路男、渡り鳥連合にカンバックしたって噂は本当なんだね? お前はペットを捨てる気かい?」
 路男「……」
 優子「お前は自分の中のわけの分からない血の疼きをペットに叩きつけるんだと言ってた、その言葉を忘れたのかい?」

 今、偶然じゃないと言ったけど、なんで路男は優子がここにいると分かったのだろう?

 路男は若山とは懇意にしているので、ここに足を運ぶこと自体は珍しいことではないんだけどね。

 
 優子「お前は何をするつもりなの? 路男、昔に戻ってお前は何をするつもりなの?」
 路男「……お世話になりました」

 
 優子「待ちな、路男、お前は私の死んだ弟にそっくりなんだよ。私の弟はね、一流のトランペット奏者になるのが夢だった。だけどその夢を果たせぬまま死んでしまった。路男、お前には一流のトランペット奏者になって欲しいの……」
 路男「……」

 優子、言葉を尽くして懸命に路男を引き止めようとするが、路男は挨拶の言葉以外は一切口にせず、教会を出て行く。

 しかしまぁ、こんなこと言いたくないけど、岡田さんにこう言う役は似合わないよね。岡田さんが「お前」とか言うと、違和感バリバリである。

 ちなみに優子の語る死んだ弟のエピソードは、かなり後になってしっかりドラマに生かされる伏線となっていて、これにはちょっと感心させられた。

 
 優子「先生、どうして路男を止めてくれないの?」
 若山「今、路男の体の中を吹き荒れている嵐は、たとえキリストさんでも止めることはできんだろう」

 優子は見てるだけの若山の態度を責めるが、若山は牧師にあるまじき言い草で応じる。

 しかし、先生とか呼ばれると、ますます若山が「不良少女」の園長先生に見えてくる。

 そう言えば、第6話で笙子が脱走した時にも、同じようなこと↓言ってたな。

 園長「今、笙子君の体の中を春の嵐が吹き荒れている。その嵐が収まらない限り、ここへは戻ってこんよ」

 ま、書いてるの同じ人(江連卓)だからね。

 また、若山は路男が何をしようとしているのか知っているが、路男の懺悔としてそれを聞いているので、殺されてもそれを口外することは出来ないと抜かす。

 優子「それじゃあ先生は、路男が不幸になるのを黙ってみてろと言うの? それが神の御心だと言うんですか?」
 若山「そうだっ! それが神の御心だ」

 言い切ったで、オイ!

 若山「神は時として、途轍もない残酷な試練を人間に与える。その試練に負けて滅びようと神様は知らんぷりだ!」
 優子「そんな……」
 若山「神は自ら助けるものを助ける、だよ」

 こう言う台詞を聞くと、管理人はますます無神論に肩入れしたくなるのである。

 しかし、牧師と言うからにはプロテスタントなんだろうが、懺悔がどーのこーのと言うのは、カトリックや正教会だけだと思うんだけどね……。

 
 若山から電話を貰った剛造は、すぐに腹心の部下・手島を連れて教会にやってくる。手島を演じる大石吾朗さんは、大映ドラマの常連で、「赤い絆」では、井川比佐志の部下だったのが、途中で高橋昌也に乗り換えると言う役だった。

 静子「大丸様」
 剛造「ああ、その節はどうも……若山がどうしてもって言うんでやってきましたが、私はあなたの手紙など露ほども信じていません。仕事が控えているんで手短に願いますよ」

 若山は、カーテンで仕切られた懺悔室に、二人を案内する。

 静子「18年前、私は真鶴の漁師・龍作の女房として貧しい日々を送っておりました……」

 静子はまずそう切り出して、18年前の自分たちの生活について一通り語った後、同じ時期に大きなお腹を抱えていた自分と慶子が、いつとはなく親しく口を利き合う仲になっていたと言う。

 
 その時の映像も出てくるのだが、これじゃあ、ドリフの相撲コントだよね。

 そしてあの嵐の夜、静子は慶子の隣の産室で、無事女の子を産み落とす。慶子も同じく女の子を産み、そのまま亡くなったのは前述のとおりである。

 剛造は乳を欲しがって泣き叫ぶ赤ん坊を抱いておろおろしていたが、自分の赤ん坊に乳を含ませている静子の部屋に入ってきて、

 
 剛造「すいません、空いてる方の乳を吸わせて貰えないでしょうか? 私、重度の母乳マニアでして」
 静子「出てけ!」

 じゃなくて、

 剛造「すいません、この子にお乳を分けてやってくださいませんでしょうか?」
 静子「ええ、喜んで」

 
 静子が慶子の赤ん坊に授乳していると、いかにも飲んだくれ風の龍作が入ってくる。

 龍作「あ、どうも、これの亭主で、松本龍作と申します」
 剛造「松本さん、私、これから妻の葬儀のために東京に戻らなくちゃなりません。それまでどうかこの子にお乳を飲ませてやってもらえませんでしょうか。お礼は十分にさせて頂くつもりでおります」
 龍作「あ、いや、お礼だなんて……なぁ?」
 静子「はい、喜んでお預かりいたします」
 剛造「ありがとうございます!」

 剛造は深々と頭を下げ、常々、慶子が赤ん坊は母乳で育てたいと言っていたと話し、せめてその願いだけ叶えさせてやりたいと涙ながらに語る。

 剛造は東京に帰って慶子の葬儀を済ませ、また、赤ん坊に千鶴子と命名する。

 
 静子「大丸様、私があなたのお嬢様に乳を与えることを引き受けたのが、そもそもの間違いの元だったんでございます! 私は愚かな女です! う、うう……」
 剛造「泣いていたんでは分からん。言いたいことがあるなら早く言いなさい! ぼやぼやしてたら『RUNAWAY』のイントロが始まっちゃうでしょう!」

 コーフンして泣いてばかりでなかなか本題に入ろうとしない静子を剛造がせかす。

 静子「私は、私はとんでもない過ちを犯してしまったんですぅ!」

 
 剛造が帰ってくるというその日、静子は千鶴子の体を洗っていたが、ふと、魔が差して、自分の娘に千鶴子の豪華な産着を着せてみたというのだ。

 つまり、千鶴子としのぶの産着が入れ替わった訳である。

 そこへ龍作が入ってきて、二人の赤ん坊を見るが、何しろまだ生まれたばかりなので産着だけ見て、しのぶのことを千鶴子だと勘違いしてしまう。

 さらに、静子が入れ替わっていることを告げる前に、龍作の飲んでいた熱いお湯が千鶴子の足にかかってしまう。静子は慌てて千鶴子の体を抱いて医者のところへ。

 
 龍作「あぶねえ、あぶねえ、こちらのお嬢様さえ無事ならそれでいいのさ……」

 龍作、それが自分の娘だとも知らず、そう言って、お湯に入れるために静子が外していた「大丸慶子」と言うタグを、しのぶの足に付けてから、自分も部屋を出て行く。

 ここで「RUNAWAY」のイントロが流れ出す。

 剛造「ほらー、言わんこっちゃない!」

 
 と、闇夜の中を、泣き叫ぶ赤ん坊を抱いた女性らしいシルエットが走っていくイメージが挿入される。

 これは、とある女性が、剛造の娘だと思って静子の娘をさらっているところなのである。

 
 剛造「松本さん、あなたは何を話そうとしてるんだ、いったい何を?」
 静子「私はなんて愚かだったんでしょう……貧しさが私を卑しい女にしてたんでございます……ああ、私があの時、千鶴子さんの産着をうちの子に着せたばっかりに……夫が千鶴子さんに火傷さえさせなかったら」
 剛造「私の娘が火傷? で、あなたはその時、千鶴子を抱いて診察室へ走ったんだね? それで、誘拐事件はどう言うことになる? 泣いてちゃ分からん! あの時の誘拐事件は何だったと言うんだ?」

 泣いてばかりでなかなか話の核心を語ろうとしない静子に、視聴者の苛立ちをそっくり代弁するように剛造が吠える。

 
 静子「大丸様…………あ、時間ですね。延長します?」

 と、次の放送までの一週間、視聴者をじらしまくること必定の最高(最悪?)のタイミングで「つづく」のであった。






最終更新日  2018.05.26 19:31:41
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