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美女・特撮・時代劇・反逆

2018.05.15
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 第27話「死の音セミシグレ」(1983年8月6日)

 最終エピソードに入る前に、だいぶ遡って、この27話を紹介しよう。これは一度スルーしたが、読者の方からのリクエストで急遽レビューすることにしたエピソードである。

 最初に断っておくが、このシナリオ、死ぬほどつまらないので、レビューの方も死ぬほどつまらないものになるだろう。

 まぁ、最終エピソード前の箸休め的エピソードとして、テキトーに片付けるとしよう。

 冒頭、セミシンカと言う、巨大なセミの姿をした怪人の発する強力な超音波「セミシグレ」によって、高層ビルは崩れ、車はひっくり返って爆発し、街はたちまち廃墟と化してしまう。

 
 北斗たちは直ちに事件の調査に乗り出すが、探知機を使っても爆薬の反応がなく、どのようにしてビルを崩壊させたのか、見当もつかないでいた。

 
 竜「ただのセミじゃなさそうでござるな」
 ススム「勿論です、これは今までにない新種のセミです」

 竜の疑問を引き取って答えたのは、捕虫網を手にした利発そうな少年であった。

 北斗「一体こんなところで何をしてるんだい? この辺には危険な巨大ゼミが現われてるんだぞ」
 ススム「だから僕が捕まえてやるんですよ」

 危ないからやめろと言う北斗たちの忠告にも耳を貸さず、ススムはさっさと向こうへ行ってしまう。

 それと入れ替わりに、ジープに乗ったユタカと、その父親らしい男性がやってくる。

 
 ユタカ「またススムが、生意気なこと言ったのかい?」
 耕作「いや、あの」
 北斗「あの子のことを知ってるのかい?」
 ユタカ「うん、同じクラスの虫博士さ、あいつ、僕たちとちっとも遊ばないで虫ばっかり追いかけてるんだからー」

 偶然にも、あの少年はレギュラー子役であるユタカのクラスメイトだった。

 
 北斗「ところで、ユタカ君は何処へ行くんだい?」
 父親「いや、ちょっと猟へ行くんですよ」
 ユタカ「お父さん、早く行こう」
 竜「気をつけて」

 ジープは森の方へ向かって走り出す。

 しかし、ここはビルの崩壊などでつい最近、大勢の犠牲者が出た場所だと思われる。

 復旧の目処さえ立っていない時期に、のこのことそこを通ってアクティビティーを楽しもうとする、ユタカ親子の神経が分からない。

 一方、グランギズモでは、

 
 キメラ「ご覧下さい、私がカー将軍に頼んで作ってもらったセミシンカ!」

 
 キメラ「この者の鳴き声は爆発を引き起こします」

 
 キメラ「この夏の終わりまでにセミシンカの鳴き声によってすべての地上を爆破してお見せ致しますわ」

 いつになくハイテンションで作戦の概要を説明するキメラ王女。

 アトン「楽しみじゃの」

 
 メギド「しかし、セミは何年もの間地下で眠り、成虫となって地上を飛ぶのは僅か数日の命と聞く。我々が何年もかかって成し遂げられなかった地上征服、数日のうちに出来るとは思えん」

 例によってメギド王子がキメラの作戦にイチャモンをつけるが、キメラは余裕たっぷりに、

 キメラ「人の言うことは良く聞くものよ、メギド、あれをご覧!」

 
 キメラが後方の巨大モニターを示すと、そこに、洞窟のような場所に、たくさんの巨大ゼミのサナギがいて、成虫になるのを待っている様子が映し出される。

 アトン「おお、これは?」
 カー「セミシンカと同様の威力を持った巨大ゼミのサナギでございます。この巨大ゼミのサナギたちが孵化するのもあと数時間、つまり一度に無数の強力な巨大ゼミが生まれることになりましょう」

 カー将軍の台詞にあわせて、巨大ゼミの大軍が東京を壊滅している想像図が表示される。

 
 キメラ「その時こそ、地上に総攻撃を掛け、一気に我らの地上征服の願いを果たすのです!」

 バトンを握り締め、目をキラキラさせながら叫ぶキメラ。

 
 アトン「うん、頼んだぞ、キメラ!」
 キメラ「はいっ」
 メギド「カッ!」

 深々と頭を下げるキメラの背後で、忌々しそうにメギドが、痰でも吐くような音を出す。

 
 ちなみに予告編の同じシーンと思われる箇所では、キメラのポーズが異なるバージョンが見られる。

 
 キメラ「セミシンカ、お前の弟たちの眠る森、邪魔者を一歩たりとも近付けてはならんぞ!」

 キメラ、改めてセミシンカの前に立ち、力強く申し渡す。

 
 セミシンカ「はっはーっ、太く短い人生、必ずお役に立ちます!」

 己の儚い運命を知りつつ、なおも雄々しくジャシンカのために羽ばたこうとするセミシンカの健気さに感動を覚える。

 管理人が今回のシナリオで面白いと思ったのは、このセミシンカの台詞だけである。

 北斗たちはこのシーンを挟んだあとも、まぁだ廃墟の調査を行っていた。

 この辺もテンポが悪い。

 ユタカ「弾さーん、まだ調べてるのぉー?」
 北斗「……」

 と、ジープで戻ってきたユタカが、心の底から馬鹿にしたような声を投げてくる。

 心の中に芽生えた殺意を懸命に抑えながら、

 北斗「ユタカ君、獲物は?」
 ユタカ「まったく駄目さ、五郎のやつ、山の入り口まで行ったらキャンキャン鳴いて帰ろうとするんだもん」
 北斗「五郎が?」
 父親「こんなこと初めてですよ、何かの気配に怯えたらしいんだが」

 五郎と言うのは、彼らが連れている小型の猟犬の名前である。

 
 レイ「よしよし、うん? うん……」

 ジープの後部にいる五郎の頭を撫でながら、その困ったような顔を覗き込んでいるレイ。

 レイ「弾さん、ちょっと……」

 レイは弾を離れたところへ連れて行くと、五郎が森で恐ろしい生き物の臭いを嗅ぎ取ったことを伝える。

 ……って、いつからレイは動物と会話できる能力を会得したのでしょうか?

 確かに、以前、動物と会話できる装置を発明しようとはしていたが……。

 で、その山と言うのが、あの巨大サナギが管理されている洞窟のある山だったのだ。

 
 キメラ「もうじき仲間が増えるわねえ、セミシンカ」
 セミシンカ「はい、ダイナマンなどまとめてやっつけてみせます」
 キメラ「うんー」

 
 シッポ兵「キメラ様、人間が近付いてきます」
 キメラ「なんですってえ!」

 照明のせいか、いつも以上に照り輝いて見えるキメラの美貌。

 しかし、そんな大事な洞窟の近くで、わざわざセミシグレ攻撃を仕掛けると言うのは危ない行為ではなかっただろうか。

 現に、その調査の為にやってきたダイナマンを、この場所に招き寄せる結果となってしまったのだから、やらずもがなの攻撃だったといわざるを得ない。

 そもそも、サナギが孵化する前に散発的な攻撃を行ったこと自体、いたずらにダイナマンの注意を引くだけの無意味な攻撃だったように思える。

 もっとも、最初に洞窟の付近にやってきたのは、北斗たちではなくあのススム少年であった。

 セミシンカが自ら乗り出してススム少年を捕まえようとするが、そこへ北斗たちが駆けつけ、乱戦となる。

 
 セミシンカ「セミシグレーッ!」

 ここでも、迂闊にセミシグレを使ってしまい、その原因が分からず首を傾げていた北斗たちに、爆薬も使わずビルを破壊した方法を自ら明かす結果となる。

 
 北斗たちの前後で、激しい爆発が起きる。

 

 
 別の角度からもう一度。

 ここは、ちゃんと子役を参加させて撮影しているのがエライ。

 
 さらにもう一発、すぐ後ろで爆発が起き、6人は一斉に吹き飛ばされる。

 
 北斗たちは無事だったが、ススムは爆風で頭部を地面に叩き付けられ、意識を失ってしまう。

 レイ「みんな、ススム君が!」

 もしレイがキュロットではなくミニスカを履いていたら、パンツが見えたのになぁと思った管理人でした。

 もっとも、レイは基本的にホットパンツかキュロットスカートしか履かないので、どう足掻いてもパンツは見えないのだが……。

 そこは是非、デフォルトでパンツ(レオタード)が見えるキメラの衣装を見習って欲しいところである。

 えー、で、まだ続きがあるの?

 北斗たち、ここでやっとダイナマンに変身するが、

 

 
 今度は手前で三度目の爆発が起き、ピンク以外の4人が吹っ飛ばされる。

 5人はススムを連れて、一旦退却する。

 CM後、発明クラブで、ススム少年がデッキチェアの上に寝かされ(病院行けよ……)、母親や北斗たちが見守る中、悪夢でも見ているようにうなされていた。往診に来た医者の見立てでは、外傷はさほどではないが、何か強い精神的ショックを受けているとのことだった。

 が、別にそれはその後のストーリーには一切関係ないのだった。なんじゃそりゃ。

 
 一方、北斗たちは、偶然あの山から持ち帰った奇妙な形の装置が、セミシンカのセミシグレを何倍にも強化するパラボラ型拡声器だと言うことを突き止める。

 夢野「ただでさえ爆発を起こすあの鳴き声がこのパラボラ型拡声器でその声が増幅され、さらに強力なものになっていたのだ」
 竜「しかし、こんな仕掛けまでしてあの森を守ろうとするには何か深い訳があるに違いないでござるな」

 と言う訳で、次のシーンでは再び北斗が、単身、あの洞窟を見下ろす場所に来ている。

 
 結局、過剰な警備が逆に敵の関心を洞窟にひきつけてしまったことになる。

 おまけに、洞窟の前には役に立たないシッポ兵が立っていて、そこがジャシンカにとって重要な場所であることを親切にも教えてくれていた。

 で、ここから北斗がいかにしてその厳重な警戒を突破していくかがドラマの焦点であり、クライマックスになるかと思われたが、

 
 北斗、あっさり洞窟の入り口に降り立って、シッポ兵を倒す。

 いや、あちこちに設置してあるパラボラ拡声器が何の役にも立ってないんですが……。

 せめて、内部にいるセミシンカのセミシグレが、拡声器を伝って侵入者に向けられるとか、そう言う防御システムを築いておこうよ。

 
 キメラ「巨大ゼミのサナギたちよ、いよいよお目覚めの時が来たようね。お前たちの目覚めこそ、我らジャシンカ一族、有尾人一族の勝利の時!」

 洞窟の奥では、孵化間近の巨大ゼミたちを前に、キメラが上気した頬を桜色に染めて、勝利の美酒に口付けしようとしていた。

 キメラ「はっはははははっ……」

 
 そのキメラたちの笑い声が消えないうちに、北斗がその手前の曲がり角から「オヨヨ!」と言う感じで顔を出すのが、割とツボである。

 いくらなんでも、このあまりにイージーな侵入シーンはないよね。

 これではまるっきりフリーパスではないか。

 北斗、何も考えずにその場に飛び込むが、

 
 キメラ「おのれっ」
 セミシンカ「ダイナマンめっ」

 キメラたちはそれ以上に何も考えてなかったので、敵の侵入を前にして、歯軋りすることしか出来ずにいた。

 
 その隙にダイナレッドに変身し(註1)、ダイナロッドを投げてあっさり孵化直前のサナギたちを、再び冥界と言う暗闇の中へ突き落とす。

 キメラ「うわああ……」

 序盤のキメラのあの自信はなんだったのだろう?

 (註1……細かいことを言えば、これも普通は侵入する前に変身しておくよね)

 
 キメラ「セミシンカ、かかれえーっ!」

 あえなく計画を潰されたキメラ、完全にヤケクソになって叫ぶ。

 こうしてセミシンカは自分で言ったように太く短い人生を華々しく全うし、事件は解決する。

 ラスト、ススム少年も、ダイナマンの活躍とは一切関係なく元気になり、明るい笑顔を見せるのだった。

 ……以上、書く前に予言した通り、ぜんっぜん面白くないエピソード(&レビュー)であった。

 見所は、キメラ様の綺麗なお顔と、派手な爆発ショットと、メギドの「カッ!」のみ。

 と言う訳で、次回からいよいよ、最終エピソードに突入する「ダイナマン」であった。






最終更新日  2018.05.15 20:26:57
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