テーマ:サムライ・ブルー日本代表(57)
カテゴリ:サムライ・ブルー
イエメン戦は、敵の稚拙な攻めと堅くもない守りによって救われた試合であった。
我那覇が「神の贈り物」のようなゴールで辛勝したが、決して試合内容で勝ってはない。 新たなチームという印象もない。昔からのサイド攻撃主体のサッカーである。一つ違いを言えば、いわばコンダクターのいないオーケストラを聴いているようだ。それなりに選手は誠意杯に頑張っているが、相当に空回りである。ハムスターが籠でぐるぐる回っているように感じた。 がしかし、どこにどう動けば、どういうパスが出る?来る?のか、ボールをもってドリブルする選手にだれがフォローに行くのか?あまり考えられていない。 それにパスだしの遅さは致命的だ。これは司令塔的な存在に位置づけられている遠藤の限界なのだろう。彼にゲームメイクの演出を期待するのは無理だ。視野が狭い、ボールをもってからパス出しをする相手を探している、これではイエメンには通用しても、キリンカップのガーナには通じない。況や韓国、オーストラリア、サウジ、イラン、イラク等のアジア強豪にも最早通用しない。 いざ試合開始となると、敵が予想外の動きをしてくると応用力は効かない、いわば「指示待ち族のサッカー」になってしまっている。大熊コーチの指示の大声だけが響く、しかし無用の指示だ。ピッチ場の選手が自ら考える位置取りとベンチの指示との食い違いに戸惑うだろう、選手は困惑しプレーは消極的になる。いや次第にベンチの指示にのみ従って動けば良いと思うようになってくる。大熊コーチは、試合中に指示を出し過ぎでU19を自滅させている。(笑) 今のコーチ陣の体制は見直すべきだ。 なぜU21監督の反町氏がコーチをしているのか?オシム流を学ぶためか?自分のサッカースタイルというものを信じれば良いのに。A代表とU21が同じスタイルであると、選手の融通がし易いとかの理由だ。逆に考えれば、A代表のお粗末なサッカースタイルが、U21にも浸透するということになる。つまりは、共倒れの論理である。 このままでは、アジア杯3連覇は、夢のまた夢 となりそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月07日 09時37分43秒
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