その1分間。
「1分間マネジャーの価値経営」と「1分間問題解決」を読んだんだけど、今のわたしにとっては、問題解決の方が役に立ちそうだ。考え方とか。「価値経営」は、ビジネスをはじめてから、もしくははじめる直前の方が、頭に入りそうだ。とても役に立つと思った考え方をひとつ。「ローハンギング・フルーツ」と「チェリー・ピッカー・フルーツ」という、問題の分け方。対面している問題を”フルーツ”と比喩している。いかにも、欧米人らしい比喩だ。英語には語彙が少ない。洋書or訳書を読めばわかるが、だからこそ、比喩表現が豊かである。ローハンギング・フルーツとは、「下の方になったフルーツ」つまり、「問題解決しやすい問題」。チェリー・ピッカー・フルーツとは、チェリーのように上の方になったとりにくいフルーツ、つまり「解決しにくい問題」。著者のブランチャートは、もぎやすいローハンギングな問題から解決してゆくことをすすめている。一見当たり前のことなんだけど、問題に対面している当人はあせってしまい、手当たり次第に手をつけようとする。問題があらわれたときは、問題を分析し、解決しやすいランク・重要度のランクをつけ、解決しやすいものから手をつけるのが、正しい。「当たり前じゃん!そんなのわかってるよ!」と言われそう。でも不思議な事に、当事者になると、できなくなる。問題解決する前に、新しいものを取り入れたくなる。今やってる事がうまくいかなかったとき、現在のモノをより良くすることを諦めて、新しいモノに飛びつきたくなることって、ありませんか。実は、ざむはよくあります。新しいことを考えて、作る時って、興奮するし、やってるって感じがあるし、人に褒められるし、派手だし、楽しい。わたしだけでなく、すでに成功されてる方にも、そういう考えをしてしまう時があるみたい。でも、新しいモノに飛びついてばかりじゃ、成長しにくいんですよね。今あるモノに、ねばり強く取り組むことによって、やっとこさ、成功が生まれる。今まで出逢った成功者の方々って、みんな、新しい事ではなく、求めたモノをずっと追い続けて、シツコク、地味にがんばって来られたんですよね。1年~2年は、誰にも相手にされない時期が続いてる。わたし達は、華やかな時期しか知らないから、わかんないけど。華やかな成功は、その報酬・・・みたいな。それが分かったのは、とあるミリオネアの方が「わたしも、最初は怖かったですよ。すごく怖かった。お客さん来なかったら、もう立ち直れないと思ってましたから」って直接に、正直に語ってくれたから。普通、あんまり語ってくれないもんなんですよね。こういうハズカシイ本音って。今をトキメク、著名なミリオネアさんでも、最初は怖かったんだって、ホッとした。だから、いま成功してないからって、いま思うとおりの自分になってないからって、卑下したり落ち込んだりする必要はないんだ。憧れてる人たちも、同じように悩んで、不安になって、怖くなって、通ってきた道だからね。わたしはすぐに新しいモノに飛びついてしまうところがあるので、今日の日記は、その戒めかな。うん。ミリオネア○○さん、本音を語ってくれて、ありがとうございます!感謝・感謝です。