学生時代の作品を見返していたら、お気に入り絵がでてきた。
スキャンすると、色が汚くなってしまったが、本物はもっときれいだゾ。

地味だけど、一番お気に入り絵の一部分。
こんな作品をもっと描きたかったのだと、今更ながら思う。
私は自分の才能やセンスに自信がなかったので、先生に
「こんなふうにしたらいいんじゃない?」と言われると、素直に従ってしまってたのだ。
結果、自分の描きたいものが描けなくなってしまった。
どんどんと、絵を描くのがつまらなくなった。
おうちにこの絵を飾りながら、絵について思いを馳せる。
私の頭の中には、十数点、描きたい絵が飾られている。
今の私に、その絵を描き上げるだけの画力があるのかどうか謎だけど、
そこに思いを馳せると、静かなワクワクがやってくる。
月夜の海辺にひとりたたずんでいるような、そんな静かな気持ちだ。
この気持ちを、大切にしよう。