幸せの力。
ウィル・スミス主演の「幸せのちから」を観た。 ネタバレもあるので注意。 実在の人物クリス・カーターが、セールスでうだつがあがらず、奥さんに逃げられ、最愛の息子と力を合わせて浮浪者から超一流企業に就職するまでのストーリー。 きた・みた・感動した!類のものではなく、観た後にじわじわ考えさせられる映画だった。 クリスは最初商品が売れなくて貧乏暮らしなのだが、セールスの才能がなくて売れなかったわけではない。 同じ商品を売っていても、奥さんと別れて収入を頼れなくなった上、インターンで休日しか活動できなくなってからの方が、ずっと売れてるし。 人というのは、追いつめられないと本気を出せない生き物なのかもしれないなあ。 成功する過程では、突拍子もないアイデアを思いつくわけでもなく、すごい才能があるわけでもない。 ただ、誰でもできることを、工夫を凝らして歩を進めていった。 あきめなかった。 クリス・ガードナーがエライのは、大変なことがあったときに、事実向き合って、対処し続けたこと。 人のモチベーションは、誰でも、一瞬上がることがある。 大変なことがあったとき「がんばらないと」って思う。 ・・・・一瞬だけ。 でも、たいてい、一瞬だけ。 がんばろうと思った・・・・ 思う”だけ”で終わる。 「諦めない」 諦めないを、ずっと保ち続けるココロって、すごいな。 すごいと思う以上に、すごいよ。 子供を守るために、必死で走り続けたお父さんの姿が、かっこよかった。