青い郊外の空の下・黄色と緑のセロファンの花たち（旧館）

　今更…なんだけど、こちらでレンタルが開始になった11月15日にBlu-rayで借りて、その後、ジャック・スパロウ船長好きのダンナがハンティングから一時帰宅するまで待って、一緒に観たPirates of the Caribbean: On Stranger Tides 。これディズニーとは関係ない原作がちゃんとあって、ティム・パワーズによるその本がOn Stranger Tides（邦訳「幻影の航海」または「生命の泉」）だってこと、いったいどのくらいの人々が知ってるのだろう？まぁ、映画は原作を忠実に再現したわけじゃないようだけれどね。

　だからかもしれないし、また、ウィル・ターナーやエリザベス・スワンがお話には全く加わっていないせいかもしれないし、海賊船ブラック・パールの乗組員が殆どいなくなっちゃったせいかもしれないけど（バルボーサ船長、ミスター・ギブスはいる）、今回は三部作とは雰囲気が大分違っているような。

　敵役の黒髭は三部作でのバルボーサやデイヴィー・ジョーンズに比べると可愛げがあんまりなくて、好きになれなかったし…。

　雰囲気が違うのは、監督が三部作とは代わっているから、それが一番の要因だとは思うんだけどね。決して悪い映画じゃないし、ペネロペ・クルスはブロウの時と同様、ジョニー・デップとは息がぴったりだし。でも私にはこの映画はやっぱり「蛇足」なんじゃないかって気がした。三部作にエンドクレジットの後のおまけがあったのと同じく、この映画にもおまけがちゃんとあって、続きがありそうな予感を持たせてくれるんだけど…。

　あ、ちなみに、ジャックの「お父さん」もちゃんとまた登場してくれている。



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