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これからしそうな出費の話。 まずは4月15日締め切りの確定申告。毎年税金を納めなくてはならない。私の日本からの収入に税金かかるし、私たちは結婚していて共稼ぎで子供なしなので、よその家より余計に税金に持っていかれるからだ。毎年ばかばかしいとは思うのだけれど、私の日本からの収入は、日本で確定申告して納税した上で、さらにこちらでも納税することになる。そういうわけで、これはまとまった出費になる。 居間のフレンチ・パティオ・ドア(日本でいうところの、ガラス張りの、ベランダに出るためのドア、でも引き戸の替わりに開き戸)がとことん駄目になっている。木製なのだが、下の部分がとうとう腐ってぼろぼろ落ちてしまった。これを取り替えなければいけない。面倒なのは、家が1980年築で、ドアは1984年につけられたものなので、窓枠やドアの枠のところが、胡桃系統の濃い茶色の木製である。全然21世紀っぽくない色なのだ。私自身は胡桃の色は好きなので、同じ色のままにしたいのだが、ドアに法外なお金を使わずに同じ色にするのが(そして安っぽくないしっかりしたものを入手するのが)わりと難しいことが分かった。 ダンナはガラスの中に入るブラインドのついたものが欲しいそうだが、これはどこでも白い枠のドアしか売っていなく、白はどう考えてもうちでは問題外の色なので、ブラインドをドアの内側に取り付けることで同意。私がこれまた、アルミのブラインドが大嫌いと来ているので、ドアと近い色の木製の物にしたい。そうこうするうちに、ダンナの友達の家に使われていないパティオドアがあるとかで、それを比較的安値(といっても800から900ドルぐらい)で買えるんじゃないかという話になってきた。木製のブラインドが多分2セットで300ドル強。 それからダンナが前々から欲しがっているフラットパネルHDTVである。2009年のデジタル化もあって、本腰を入れて探し始めた。壁に取り付けたいそうなので、今の位置とは間反対の壁にTVが来ることになる。居間は決して小さくないので、42インチあたりでなんとか手を打てそうだ。プラズマにするか液晶にするか、丁度ボーダーラインの大きさらしい。窓がTVの真向かいになるので、プラズマは使い勝手が悪いかもしれないが、画のきれいなPanasonicが1199ドルで見つかった。同じ値段の範囲では、液晶のPhillipsもあったが(別の店)、パナソニックの方が質がよさそうだ。店員に「どうしてSamsungやLGでは駄目なのか」と聞かれて、ポリティカリー・コレクトに応答するのにやや困った。一応、自分は日本人だから、日本のメーカーを信用している、でもソニーは名前だけで高すぎるんじゃないかと思っている、と言ったけれど、なんだか、気まずい雰囲気がながれてしまった。 こんなふうにこだわると、本当に選択の幅が狭まってしまうのだが、でも高い買い物だし、納得のいくようにしたい。 それから、ダンナのリクエストで5.1サラウンドサウンドシステムを探す。レシーバーはなんだか、一昔前のアンプみたいな大きさの箱だ。日本のメーカーではDENON, ONKYO, YAMAHAなどの選択肢がある。店員と話すと、DVDプレイヤーも、ケーブルも、CD(カセットテープ)プレイヤーも、すべてこれを通して使うことが出来るとのことだから、買っておいたほうがよいみたいだ。おまけにレコードプレイヤーもつなげようと思えばちゃんとつながるみたいだし。スピーカーも店によって違うけれども、ちゃんと名の通ったブランドのものがすぐ見つかる。組み合わせて一番安くても600ドルちょっとというところだ。 更に、TVをすえつけるにあたって、みっともなくしみになっているカーペットをはがして、フローリングにしたいとダンナは言う。本物の木(Hardwood)と、合成の木(Engineered)と、木目が表面にラミネートしてあるだけ(Laminated)の選択がある。ラミネートは安い。Hardwoodは磨耗したときにもう一度ニスをやり直すのが大変な手間だ。Engineeredが、猫がジャンプしても爪で傷めることもなく、重いピアノでも跡がつくこともなく10年は持ってくれそうに思うのだけれど、これが大体1フィート四方で3-4ドルが安いほうの相場らしくて、必要なだけ買うと、1200ドルの出費になってしまう。それにトリミングを買ったり、下敷きにするシートを買ったりで、もっとかかるわけだから…(ため息)。フローリングはペットがいると、(毛玉吐きの)後始末が楽でいいと思うのだけれど。 どこかに5,000ドルぐらい落ちてないかな(笑)。