歌舞伎座にゆく。/今日の晩ごはん(photo)
久しぶりの歌舞伎鑑賞。前回は海老蔵襲名公演だったので、比べると華やかさには欠けるなあ。次なる大きな襲名、勘三郎披露を控え、ちょっと地味な感もある二月の大歌舞伎。でも、なかなか面白うございました。春らしい着物を、と思っていたのだけど、あいにくの雨模様で断念。でも、アメニモマケズ、着物の方も大勢いらっしゃって、さすが歌舞伎座。着慣れた人、と、時々着る人って、やっぱりすぐわかる。一番わかりやすいのは髪形だろうか。アップ、それも前髪を膨らませた感じの方は、梨園関係か、踊り関係か、それとも、銀座のマダムか、といった感じ。玄人さんって感じなのだ。着物のプロ。全体の完成度が非常に高い。ショートの方にしても、うなじがすっきり。やっぱり着物が似合うのは、こういう髪型よね…。ショートカットで、それも襟足チロチロ長い私の今の髪型はどう考えても、着物向きではないわ。気合入れて、髪でも伸ばすか!(たぶん、無理…)せめてボブにしようかな…。比較的、紬などの織の着物の方が多かったけれど、その中できれいな色の染めの着物を着た方はやはり目立つ。お雛様の三人官女をあしらった帯をしている方もいて素敵。休憩時間は、きょろきょろと着物の方の観察ばかりしてしまった。肝心の歌舞伎は…。「番町皿屋敷」私はホラー系が苦手なので、本でも映画でもこの作品はちゃんと知らない。いちまーい、にまーい、というのは知ってるけど。お芝居では、お菊さん(時蔵)がお手打ちにされる理由が「皿を割ったこと」ではなく、「純真な男の恋心を疑った」ってことになっている。現代に置き換えてみると、それもどうかと思っちゃうんだけどね。でも、手打ちにする、青山播磨(梅玉)の心の変化がお芝居の中で見て取れて、最後はちょっと狂ったような感じになるところ、よーく出てると思う。でも「遺体を井戸には捨てへんよね」と隣のオットに耳打ち。ああ、ここでも突っ込みを入れてしまう大阪人。「義経腰越状」大阪夏の陣を義経の時代に置換えたお芝居。忠臣蔵にしてもそうだけど、リアルタイムで表現するのがはばかられたことは、昔にあったこと、と登場人物などを置換えて上演されることが多かったのですね。これは筋がハチャメチャで、注目すべきは大酒飲みの五斗兵衛(吉右衛門)がお酒の誘惑に負けて酔っていくところと、奴さんたち相手の踊りが見もの。こういうのをみると、歌舞伎も大衆演劇だなあ(だった?)と思う。マジメな印象が強い吉右衛門さんだけど、こういう役もされるんだなあと新たな発見。私が歌舞伎が好きな理由のひとつは、豪華な衣装や奇抜な拵え。特に、悪役、超人の役って面白い。仮面ライダーなどのヒーロー物にも通じるかも。顔を真っ赤に塗ったり、真っ青にしたり。衣装もありえないような組み合わせだったり。今回は、奴たちはみなさんそれぞれひょっとこみたいな顔を作っていて、それだけでもおかしい。「隅田川」名作だと思うのだけど、私にはちょっと退屈。しっとり系の舞踏劇って苦手なんです。こういうのがわかるようにならないと、本当の歌舞伎の面白さがわかるといえないんでしょうね。まだまだです…。最後は「どんつく」これは先代三津五郎の追善の演目。今回はこれが見たかったのだ。大道芸の太神楽、ということで、その場にいる人たちが踊ったり芸をしたりという他愛ないもの。でも顔ぶれが豪華!大好きな仁左衛門さんに、菊五郎&菊之助親子、左團次、時蔵、松録などなど。そして忘れちゃならない三津五郎!幕が開いて、パーッと居並ぶ様は、錦絵のよう!三津五郎(元・八十助さんですね)ってそんなに好きでもなかったのだけど、前回の海老蔵襲名の時に、倒れた団十郎さんの代役でやった弁慶も立派だったし、魚屋宗五郎はすごくよかった。それでちょっと気になって。今回は田舎者の道化の役だったのだけど、これもまたぴったりハマル。もちろん、踊りは上手だし…。この人っていろんな役が出来るんだなあ。惜しむらくは、ちょっぴり背が低いことでしょうか。菊ちゃんは町娘役、とってもきれいだったわ…。::::::::::終わって、ダンナお気に入りの喫茶店「カフェ・ランブル」に連れて行ってもらう。ここはコーヒー好きにはとても有名なお店。大阪八尾にある、独自のコーヒー道を突っ走っている「ミュンヒ」という店のオーナーも、わざわざ原付で(!)飲みに来たと言ってた。古い小さな喫茶店だけど、ネルドリップのコーヒーが美味しい。資生堂パーラー1階の美しいアートのようなケーキを目で楽しむ。すごく美しくておいしそうなんだけど、とっても高いので見るだけ。だってね、ホールケーキ6,500円とか…。プレゼントされたら嬉しいだろうねえ。ゲランドの塩入キャラメル800円を発見したので、そちらとメゾンカイザーのパンを購入。こちらは買えなくもないお値段。小さな幸せ。::::::::::夜はおうちでごはん。えんどう豆の黄味あんと牛肉のたたき、ハマグリご飯を再試作。 ハマグリご飯は米3合に対し、ハマグリ小42個。いい感じの仕上がり。オットからも合格出ましたわ。えんどう豆はもうちょっと甘めに仕上げようかな。やさしい春の味にしたいものです。