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テーマ:◆◇◆天体観測◆◇◆(782)
カテゴリ:フリーペーパー
ある金融機関の企業情報誌から原稿を頼まれ、昨日が締切日でした。ギリギリで脱肛、いや脱稿し、ふう~っ。テーマは秋の星空案内です。望遠鏡が発明されてちょうど400年。江戸時代、橘南谿が主催した星空観察会にも触れました。このお医者さんは寛政5年旧暦7月20日(1793年8月26日)、岩橋善兵衛が作った望遠鏡で月や惑星とともにアンドロメダ星雲・M31を観察しています。南谿らはさそり座の散開星団とM6、M7とM31が異なる天体であると気づいています。 ただ、史料を調べるうち、奇妙なことに気づきました。観測記録には鬼宿の白気、すなわち、かに座のプレセペ星団=M44 についての記述があり、「プレセペは28個の小さな星の集団」と記されています。一見正しいようですが、かに座は春の星座で、プレセペを伴い地平線から姿を現す頃は薄明が始まっています。人口灯火のない江戸時代とはいえ、これでは微光天体をとらえるのはムリというものでしょう。しかも、プレセペを通過中の火星について、なんの記述もありません。南谿が記録した「かに座のプレセペ」は別物だったのか、あるいは別夜の記録だったの。なんとも、フシギ。 ■ BORG 77S 天体望遠鏡 岩橋善兵衛が製作したのはこの規模の器械だっただろう。ただし、焦点距離はもっと長い。 ■ BORG 101EDSWII 天体望遠鏡 今一番ほしい。 ■ 双眼鏡 10x50mm 自分が一番使う器械 ■ ズバリお勧めの12x80mm双眼鏡(実質三脚が必要) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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