100円寿司評論家・もとてんのホンネ日記

前回の記事はこちら

話題の裁量労働制関連ということで、店長での実体験などを話します。

こちらの記事の続きとなります。

あれから３年後くらいの話になります。

主任が店長よりも給料が高いというおかしな構図が生まれる。

これにより、店長もタイムカードを切れということになりました。

こうなると、実態が見えてくるはずなのですが、

上司からは「何時間以上は残業するな」という指示が出ます。



これは言い換えると「何時間以上は残業を付けるな」ということでした。

つまり、それ以上残業した人にはペナルティが与えられます。

だからどの店長もそうしないために、

しょうがなく、タイムカードを出勤した時間ではなく、

意図的にずらした時間で切るようにします。

結局、お店は店長がいないと困ることが多いので午前中に出勤したとしても、

タイムカードを通すのは12時とか調整します。

また、店長が早い時間に出勤してないと、ブーブー文句を言われることもしばしばありましたね。

ちょっと遅いと嫌味ったらしく言われたりとか。。。

しかし、これも時代が変わるに連れて会社として問題となってきました。

数年後には「ちゃんとタイムカードを切れ」と言われるようになります。

そして、決まった金額を超えた分に関しては超過分として支払うこととなりました。

これにより、わりかししっかりした金額を貰えるようになりましたね。

そして、主任も主任手当という感じでみなし残業制になりました。

もちろん、超過分は支払われました。

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これでわりかし正当な額をもらえるようになりましたね。

ただ、超過分は高くつきます。

数字を管理している店長はこれが高くなると困るので、

なるべく超過しないようにと上司にも言われます。

もちろん、自店の数字が悪くなりますので、店長も気を付けるところです。

これにより初期の頃に比べれば給与面での問題はだいぶ改善されました。

ただ、私の勤めていた会社は東証一部上場してましたし、

そういった部分でまともに改善していたところはあります。

この制度はそういった企業でない限りはうまくいかないのかなとも感じますね。

残業しなければそのままお金が貰えるわけですが、

周りの目がそうはさせませんからね。。。

例えば８時間しか働かないつもりで午後３時に出勤し続ければ

ほぼ残業はゼロで、それで定額は貰えてしまいます。

しかし、この場合は「何時間まではお金貰ってるんだからもっと働け」と言われるでしょう。

結局のところ、みなし残業は超過分が支払われるかどうかが問題でしょうかね・・・




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