バイオ塾BLOG情報 微生物編

2007/01/01(月)21:13

バチルス・チュリンゲンシスの新菌株及びその殺虫性タンパク質

出願番号 : 特許出願平6-522657 出願日 : 1994年2月25日 公表番号 : 特許公表平8-510637 公表日 : 1996年11月12日 出願人 : プラント・ジェネティック・システムズ・エヌ・ブイ 発明者 : ランベルト,バルト 外5名 発明の名称 : バチルス・チュリンゲンシスの新菌株及びその殺虫性タンパク質 受託番号LMG P-12592号、LMG P-12593号、LMG P-12594号及びLMG P-13293号の下に、BCCM-LMGに寄託されている4種類の新規なバチルス・チュリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)の菌株は、鱗翅類に、より詳しくはスポドプテラ属(Spodoptera)の種やアグロチス属(Agrotis)の種のようなヤガ科、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)のようなメイガ科、フトリメーア・オペルキュレラ(Phthorimaea operculella)のようなキバガ科、及びプルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)のようなスガ科に対して有毒であり、新規遺伝子によってエンコードされている新規結晶タンパク質を胞子形成の際に生産する。該結晶タンパク質は、トリプシン消化生成物としてトキシンを生じ得るプロトキシンを含有する。該菌株のいずれか1株から得られ、そのそれぞれのトキシンをエンコードしているDNA配列でゲノムが形質転換された植物は、鱗翅類に耐性である。各菌株自体、又はその結晶、結晶タンパク質、プロトキシンもしくはトキシンを、鱗翅類害虫を駆除するための殺虫組成物に活性成分として用いることができる。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る