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夕食を食べた後にインターネットのmsn産経ニュースを見ていたら、桜井茶臼山古墳の石室に大量の水銀朱が塗られているのが確認されたというニュースを伝えていました。
このニュースによると、初期大和政権の大王クラスの墓と目される前方後円墳、奈良県桜井市にある桜井茶臼山古墳(全長約200メートル、3世紀末-4世紀初め)の内部にある、被葬者を納めた竪穴式石室の全面が大量の水銀朱(約200キロ)を使って赤く塗られていることが確認されたと奈良県立橿原考古学研究所が10月22日に発表したそうです。 石室の内部に塗られている水銀朱は、桜井茶臼山古墳が築かれた時代に中国で流行した神仙思想についての解説書「抱朴子(ほうぼくし)」(317年成立)に、「丹」(=水銀朱)について「飲めば不老不死の仙人になれる」と記されていて、さらに「仙薬(仙人になるための薬)のうち、最上のものは丹砂(=水銀朱)。次は黄金」とも記されているように、古墳設立当時には不老不死の薬ともされていて、金よりも貴重品とされていた水銀朱を200キロも使って石室の内部を塗ったというのには、貴重な水銀朱を大量に使う事で権力の大きさを示したのではないのかなと思わせるものがあります。 水銀という物質は、古くは不老不死になるための薬として扱われていましたが、現在では猛毒物質という扱いになっています、同じ物質でここまで扱いが変わってしまったという例はあまりないんじゃないのでしょうか。 このニュースの文面が、msn産経ニュースのホームページに出ているので、興味のある方は下のリンクをクリックしてください。 石室の大量の水銀朱は権力の象徴 桜井茶臼山古墳で確認 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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