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約2000年以上前に羊皮紙などに書かれ、1947年以降に死海のほとりで発見された「死海文書」の全編が、デジタル撮影されてインターネット上で公開されることになりました。
イスラエル考古学庁(IAA)と米検索大手グーグルが10月19日、共同プロジェクトの計画を発表しました。 イスラエル考古学庁(IAA)のドルフマン長官は、このプロジェクトが聖書を研究してユダヤ教と原始キリスト教を理解するうえで画期的な役割を果たすことになると述べて、「だれもがクリック1つでこの宝にアクセスできるようになる」と強調しました。 考古学史上最大の発見ともいわれる死海文書は、約900種類の文書を記した羊皮紙やパピルス、銅板など3万片から成る古文書群、死海近くの洞くつで1947年、遊牧民が初めて発見して、残る紙片もその後数年の間に周囲の洞くつから次々と見つかりました。 「死海文書」には、古代ギリシャ時代のユダヤ教発展の詳細などが書かれています。 イスラエル考古学庁(IAA)は劣化への懸念から、これまで死海文書の展示や撮影を厳しく制限してきました、デジタル撮影による「究極の画像」が公開されれば、現物を外部にさらす必要もなくなります。 プロジェクトでは、赤外線撮影などの最新技術を駆使して、文書の画像をひとつのデータベースにまとめます。 イスラエル考古学庁(IAA)はすでに資金として350万ドルを調達して、数カ月後には最初の画像を公開できる可能性もあるということだそうです。 ネット検索、翻訳の技術を持つグーグルが文書の分類などに協力しますが、非営利、非独占の立場から、他社や研究者らの参加も歓迎するとしています。 「死海文書」は、発見された過程が劇的だったので、その方面の話はある程度知っていますが、内容については、ユダヤ教と原始キリスト教に関する事が書かれているという位しか知らなくて、現物を見たことは当然のことながら一度もありません。 本当にインターネット上で、「死海文書」が全編公開されるのなら、たとえ言葉や意味は分からないとしても、見てみたいなと思います。 それにしても同時期に、日本で「古今和歌集」の完全写本、イスラエルで「死海文書」という。貴重な歴史資料に関する話題が上ってくるというのには、シンクロニシティ(共時性)を感じてしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年10月21日 21時00分26秒
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