風の独り言

時事通信　北京発

　中国政府は１１月８日、１０月１日に打ち上げた月周回探査衛星「嫦娥２号」が撮影した月面の画像を公開しました。

　２０１３年までに打ち上げられる「嫦娥３号」が軟着陸を目指す地点の画像撮影の成功で、「嫦娥２号」は所期の目的を達成しました。

　新華社電によると、画像は１０月２８日に月面の１８．７キロ上空から撮影、直径２キロのクレーターが写っているほか、直径４メートルのクレーターや３メートル前後の岩も識別できるそうです。

　北京の国家国防科学技術工業局で行われた画像公開の式典には温家宝首相が出席、共産党中央と国務院、中央軍事委員会が連名で「月探査プロジェクトの重要な成果であり、中国人民が世界の科学技術の頂を登るまた一つの壮挙を成し遂げた」との祝電を送りました。

　「嫦娥２号」が所期の目的を達成したという事で、今後どういう風に行動していくのか、非常に気になります。