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2006/07/20
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そして、何故か、
今僕はこの事から逃げてはいけない。
そんな気がしていた。
゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・
~《削がれて行く【期待】》~

時間延長の料金を説明するアナウンスが流れ、
マッサージの予約、清算の済んでない人への呼び出し…。
通常通り、いつもと同じ時が流れていた。

そしてこれから仕事に向かう為に、
急ぎ足で出る人、
僕のように朝までの仕事をしている人で、
仮眠を取りに来る人…。

早朝のサウナの時間帯は、
タイミングをちょっと外すと、
眠れなくなってしまう程、
突然にざわめきが増して行く。

仮眠室も途端に明るくなってしまい、
寝るとしたら、
僕は既に、その絶妙なタイミングを確実に外してしまっていた。

ただ、僕の座っていたテーブルのあたりの騒々しさは、
逆に僕の心を安心させてくれていた。
今なら、ここでなら、
何があっても平気だ。

これだけ沢山の人が行き来している。
僕は冷静に今は椅子の方を見詰め、
敢えて人が行き来が多い時を狙って座り、
ただ、普通にノートの上に、
筆ペンを降ろした。

そしてそのまま僕は《声》を待った。

しばらくすると、
小さい【キーン】と言う耳鳴りが始まり、
僕の心に緊張が走った。

き…聞えて来た!

~流星…今…し得るかい…。~言葉が、

突然思考の中に明確に飛び込んで来た。

僕は心で、
《この事!?》

とノートを見た。

~まず、
 今の言葉、さっきの言葉も含め、
 この声も早く全てをノートに書くとし、
 そして今、

 私を【偉大なる神】とし、
 それをも、
 そこに記すとし…、~
 

 《だんだん言葉のペースは僕が追って行けるように、
  ゆっくり、ゆっくりなった…。》

~【私託師(わたし)のメッセージ】として、
 これを受け止め、
 ここから、
 刻徳のゆえの速諾の試練を始刻とす。

 漢字とする、見える明けの成し方は、
 そのペン先が急に止まった時、
 心を無にし、
 心の奥に映し出される映像の中に、
 私の真意とした言葉が、見える。

 今のようにだ…。

 その事に深い関心を今は成さず、
 この時を成すとして明けた心だけで、
 刻みなさい。~


 《書き止めながら、僕は色々考えていた。
  何故、こんな事が今起きるんだ…。
  何故…僕なんだ。

  何が言いたいんだ、
  何がしたいんだこの声は…。》

 !?…、
 僕の視線が強制的に…強い力で首と共に動いた。

 視線の先にあったのは、
 《真意》《見える》。

 それを何回か繰り返された。

 心の言葉は聞こえてしまっているんだ。

 まるで《続けていいかい》とでも言われたように、
 沈黙の中僕はそれを心で察していた。

~これを、今しゆる事とし
 そして今を

 し得るとし

 私を成すとし

 この事を私の出逢いの始刻の意とし

 真実としてまず受け止め、
 私を【神】にもし得るとし

 そしてそれをしゆるとし

 私を怨霊にもし得るとし
 そしてそれをもしゆるとし

 その内なる愛を感じえる心は決して疑わず、
 その内なる厳格な恐ろしさも感じえる心は決して疑わず

 まず、
 全てを私に今委ねるとし

 これをし続け、
 私を【神】と信じたい心をも、
 諾とし

 しかし
 何も今は知ろうとせず
 今生き
 そしてこれをこうして綴る事だけは明けの芯として続け
 私の今をし得るとし
 何をもしゆるとし
 これを、
 私のお前の命に明ける大切な刻道の始刻の準備としての、
 出逢いとす

 この真意なる深さに辿り着いた時、
 私はお前の心と共にこの世に降り立ち、
 
 ひとつの真実の奇跡として
 そしてひとつの小さな小さな真実として
 世相の反する心に何も
 羨望を明けない仕方で
 そして
 常に【人こそ】としての今を苦闘の内でこそとして成し
 しかし
 そこにある見えない真実に触れた者達の
 心の光に
 疑う事のない
 命の価値としての至福を届ける事を
 ゆえの命の使命とし

 桜の愛を大樹(たいじゅ)へと導く為に

 私は如何なる妥協も成さず
 悪と処す事をも愛の意として
 お前に届けよう

 どんなに今をし得ぬと弱気心が伝えようとも
 しゆるをし得ると信じ
 死をも怖いとせず

 生をもし得ないとせず

 私と共に生き

 それをし続け

 翌年から始刻とする命の霞む死闘の刻意をも
 心してしゆるとし

 それを【修道】とす。

 【塩】の戒めの刻を
 心して愛とし
 
 その意の芯を自らの心で明けとし

 それを
 修徳への初なる結びの意とし

 それを

 観世音とし

 いつしかその意を深き心で知るであろう

 今私を【神】とし得る心が明けをするなら
 その事をも結びとす
 
 この声の筆記を死活とせず

 しゆる日々を使命とし

 至福とし

 これをし続け

 そして今を

 常に命の芯なる光から

 至福とし得る流星と成す

 今至刻とす

 時は重なり

 咲く花のゆえを
 桜の癒しとし
 
 お前の命はこの時から

 大きな選択を始めるだろう

 し得る。

 この言葉はお前の命の今だ。~

 
随分長い間気付くと僕は筆記を続けていた。
ゆっくり伝わってくる、
難しい言葉の意味を把握など到底出来る筈もなく
ただ、
間違えないように僕は自然に集中しながら、
筆記を続けていた。

睡眠は結局丸三日とってない。

なのに、
何だか目は冴えている。

【神】…。

確かにそう言っていた。

神様!?

自分で紛れもなく書いたその言葉に、
僕は驚くと言うより唖然とした。
そんな筈はない!

信じられない。

信じられる筈がない。

嘘だ!

絶対嘘だ!
こんな事誰が信じる!?
神様の声を聞いてますなんて…。
頭がおかしくなったって思われる。
ちっとも嬉しくなんかない。

遊ばれてる。
きっと遊ばれてる。

でも…、
でも僕に疑う余地のない事は、
たったひとつ。
間違いなく、
僕は、僕は声のようなものを聞き、
そして言う通りにノートに書き取った。

これは嘘じゃない。

この体験だけは嘘じゃない。

だってこんな文章僕は書けない。

もし、
もし仮に神様なら、
何で今僕はこんな思いしてるんだよ!

神様は優しい筈だ。
奇跡だって起こせる。
魔法だってきっと簡単に掛けられるだろう…。
なのに、
なんなんだ!
こんな僕が、
最低の僕がなんで神様の声なんか聞くんだ!

僕は腹が立ってきた。
本当に無償に腹が立って来た。

僕は何をやってるんだ!
何をさせられてるんだ!

なんなんだ一体!

こんな誰も信じてくれないような事が起きて、
こんなわけの解らない文章を残して、
今の僕にとってなんになるんだ!

なんの意味もない。

僕はバサッとノートを閉じた。
ただ情けなかった。

自分の今が、
こんな分けの解らない現象まで起きて、
情けなかった。

ホットコーヒーを買って、
一服した。

ストレス解消と言えるのは今の僕にとって煙草だけ。
随分と本数が増えた。
これだけは節約の域に持ってこれない。
発狂してしまう…。

それでも僕はぐんと本数を減らした時があった。

あの舞台だ。

そして思い出した。

本番が始まってから僕は、
出番前の舞台上でのスタンバイで、
思えば欠かさずに、
全公演中神様に祈りを捧げた。

《どうか、この舞台が無事に怪我もなく、
 今日も終えられますように…。
 そして、
 どうか叶えて下さい。
 この舞台が決して僕の人生の最後の舞台になりませんように…。》

強く、心の底から僕は全身全霊で祈りを捧げた。
こんなに神様に祈った事はないと言う位に、
必死で祈っていた。

奇跡…。

その言葉にしか有り得ない願い。
だからこそ、ただ一心に祈れた。

ただそう言葉にしたかった。

最後に…。
そんな自分で舞台上にはいたかった。

でも今僕は、
神様なんて、
もうとっくに《嘘》の世界にしか思えない現実に居た。

きっと、
得たいの知れない何かに遊ばれている。

それだけは確かな事として、
自分の紛れもない真実の体験が心に伝えていた。




  

 





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Last updated  2006/07/23 02:01:26 AM



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