【世界一のスパコン富岳】スパコンの必要性5点
世界一位となった日本製スパコン「富岳」理化学研究所のスーパーコンピュータの「富岳」が2020年の世界ランキングで首位となりました4部門で首位となっており、2位以下に大差をつけています。4冠同時は、世界初首位項目4点TOP500:LINPACKの実効性能ソフトウェアの処理性能を定量的に評価する基準HPCG(High Performance Conjugate Gradient):CG法プログラムでの性能評価アプリケーションの処理演算の効率性HPL-AI:低精度演算での演算能力を評価し、AI処理能力の評価人工知能に用いられる計算性能Graph500:超大規模グラフの探索能力で計算機を評価ビックデータのグラフ解析性能スパコンの必要性1秒間にコンピュータが処理する単位は1000倍ごとに区切られています。キロ、メガ、ギガ、テラ、ペタ、エクサと続きます。「富岳」は1秒間に415.53ペタフロップスです。ちなみに「京」は10ペタフロップスです。「京」が世界一だった2011年から9年経ちますが、スパコンの世界は約400倍も成長しています。「富岳」をはじめスーパーコンピュータの開発費・維持費には莫大な費用がかかります。開発費は、国費(税金)だけで約1100億円投じられました。それだけの予算を投じられ世界一となった「富岳」、その意味や意義は何なのか・・。日本のスパコンの5つの利用目的健康長寿社会の実現新薬の開発、予防医療の個別化防災・環境問題地震、台風、津波、気象、地球環境の予測エネルギー問題クリーンエネルギー、エネルギーの変換・創出・貯蔵産業競争力の強化高性能材料の開発、革新的設計・プロセスの開発基礎科学の発展宇宙工学、生物学、有機化学、etc今の時代だからこそ「富岳」が必要コロナウイルスが蔓延し、パンデミック宣言がされた2020年ワクチンの製造にスピードが求められる。こういった時こそ、スパコンの威力が発揮される「富岳」がコロナウイルス対策の救世主になるかもしれません