テーマ:気ままに生きる(3330)
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ホームステイで余る程時間があるのに
最近はほとんど本を読んでない ケセラセラさんとは大違い 素晴らしい読書量!凄い! 集中力が無くなっているのか 知的好奇心が足りないのか もっぱらテレビ たまに雑誌 今日は雑誌の中の詩に惹かれたのでご紹介 * 生命は 吉野弘 生命は自分自身だけでは完結できないようにつくられているらしい 花もめしべとおしべが揃っているだけでは不充分で 虫や風が訪れてめしべとおしべを仲立ちする 生命はその中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらうのだ 世界は多分他者の総和 しかし互いに欠如を満たすなどとは知りもせず知らされもせず ばらまかれている者同士無関心でいられる間柄 ときにうとましく思うことさえも許されている間柄 そのように世界がゆるやかに構成されているのはなぜ? 花が咲いているすぐ近くまで 虻の姿をした他者が光をまとって飛んできている 私も あるとき 誰かのための虻だったろう あなたも あるとき 私のための風だったかもしれない ー「吉野弘詩集」(岩波書店) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.09 13:40:53
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