あぁ、憧れのカブトエビ！

 小学生のころ、小学館から　科学　と　学習　っていうものが出てました。そのどっちかの付録にこいつの卵がついてたんです。一応、このちょっと気持ち悪い感じのする生き物。カブトエビくん。「生きている化石、３億年前の三葉虫の仲間で、化石も見つかっています。 産んだ卵は、乾燥にも強く、何年もの間、長期間休眠します。 卵は農薬にも絶えて、今年も足で雑草の芽を摘んで　田んぼの 雑草を掃除してくれています。」こんな偉そうな生き物なんですよ。で、その付録にはバケツに水張って、そこに付属の粉を振りいれ1週間待てと書いてありました。実行しました。したんですけどこんなやつ出てこなかった。というか、生き物の気配がまったく無かった。でも、しつこく毎日見ては母にまだ生まれない。とごねていました。それ以来憧れの生き物となったわけです。でも、何年経っても見ることが出来ず、やっと週末に会うことが出来たわけです。うれしかった・・・　けど、どうだろ？カブトガニとそっくりで・・・　でもなんか頭はいいけど尻尾気持ち悪い。ひっくりかえると・・・　足が沢山あります。ちょっと、いいえ、かなり引いちゃいます。でも、ちょっとくらい気持ち悪いからといって、20年以上憧れていた生き物を前にして引き下がる訳には行きません。よね？観察しなくちゃ・・・　よく見なくちゃ・・・　なんていたって20年以上よ！と根性出して観察です。でも、田んぼの中を縦横無尽に泳ぐこいつらはとても早くて観察なんて出来ません。その田んぼの持ち主らしき人が雑草を抜いています。「すみませーん。このエビみたいなやつ貰っていいでえすかぁー？」と確認。「いいよー　捕まえられるならねぇ」と許可をいただきました。夫くんに頼んで捕獲してもらいます。数匹捕らえて、我が家に来てもらってます。。。でも、たまに観察しようと覗くと急に現れるので びっくりして後ろに下がってしまいます。どうしても足の多さが気になって、そばに行けません。まるで生まれたてのエイリアンみたい・・・　20年以上憧れ続けた「カブトエビ」の観察は時間かけないと駄目そうです。その前に死ななきゃいいなぁと思ってる私でしたぁ・・・