2020/05/28(木)22:18
「備中・トト道トレイル」
「備中・トト道トレイル」
2019年12月 初版発行
編集 備中・トト道トレイル 推進協議会
判型 A4判 46p
発行所 備中・トト道トレイル 推進協議会
昔々、岡山県備中國で最も栄えた町があった吹屋だ。江戸時代には幕府領として銅山開発がなされ、幕末から明治にはベンガラ産地としても繁栄した。海から遠い吉備高原にあって街を築き栄華を誇った。富が集まり人が多ければ食も集まる。最盛期には11軒もの魚屋があり笠岡市金浦から多くの魚仲仕(うおなかせ)たちが人力で瀬戸内海の鮮魚を運んだという。その古道が「とと道」である。笠岡市⇒矢掛町⇒井原市美星町⇒高梁市成羽町⇒高梁市吹屋の約60㎞のコースだ。時代の流れと共に吹屋は衰退し、とと道も忘れられてきていた。
とと道 60㎞ 全コースが紹介されたガイド本だ。
井原線まちおこしネットでも訪れたことのある「吹屋地区」「成羽町」「美星町」「矢掛町」「笠岡市」、それぞれのテーマで歩いた地区だが、これを一筆書きで歩くのはウォーキングコースとしては面白い。