2024/03/10(日)18:22
加藤登紀子の「五右衛門節」にナットク!…古文書は面白いね。
3月10日(日)晴れ
タイトル:歴史の愉しみ方
忍者・合戦・幕末史に学ぶ
著者:磯田道史
発行:社会福祉法人 埼玉福祉会 / 2018年11月20日 / 347p
読書カウント2024:19冊目。
片っぱしから古文書を読み解く達人の磯田さんならではの歴史の愉しみ方で満載の内容だった。
福沢諭吉:内の専門研究と外に啓蒙活動は車の両輪
ペリー来航:軍銃の知識…銃創の治療学、人間本意の考え方
福島原発教訓:おかしいと思ったら「改めよう」と言える「心の丈夫さ」が、混沌を生きる我々に求められている。
震災の歴史からの結論:南海トラフ地震は富士山噴火や諸々の陣を連動する大災害となる。これは私たちが生きているうちに経験する確率が非常に高い。
石川五右衛門の禁書:「官位とは衣服や冠を着けていれば誰でも貴族扱いされる」「三種の神器を奪い取り十二人の后を選り取りして楽しまん」とうそぶいていた。この国の道徳を徹底して否定している。釜ゆでになるし禁書になるわな。
大久保忠隣VS本田正信:家康の名誉のための自己犠牲
直江兼続は関ケ原の合戦の責任を負わなかったのは政局安定のための家康の譲歩。徳川の平和は、家康と兼続の腹芸による。
古文書というのは面白いものだ。